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ラグビー コラム 2021年11月8日

【ハイライト動画あり】熱戦続く関西Aリーグ!天理大が関学大を下して2位浮上。次戦は首位京産大との大一番

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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ラグビー 関西大学リーグ2021

【ハイライト】天理大学 vs. 関西学院大学

天理大は後半30分過ぎにもキックパスから1トライ、波状攻撃により誘ったオフサイドからのラインアウトモールで、前半終了前にも1トライを追加。リードを21点(5-19)に拡げた。

前半終了前、天理大に蹴り出せば前半終了と勘違いするミスがあり、関学大にチャンスが転がり込む。

関学大には集中力があった。FWを中心に粘り強く接点に仕掛けると、ラインアウトモールからHO平生がインゴールへ突進。ルーキーの連続トライでビハインドを14点(12-26)に縮めて後半へ向かった。

後半の関学大は良いテンポで天理大を攻め立てた。しかし運動量豊富な天理大の壁はあと一歩で崩れない。

後半20分を折り返すと、自陣でFL服部、SO筒口のダブルタックルから台湾出身のFL鄭がジャッカル成功。このジャッカルから敵陣に入った天理大はLOアシペリが獲りきり、さらに同26分には巧みにラインアウトモールを操って推進。途中出場の谷口永遠(3年・関大北陽)が押さえてリードを26点(38-12)とした。

しかし関学大も途中出場組がチームを盛り上げる。

後半終了前、天理大の怒濤の攻めを途中出場のルーキー川村祐太(関西学院高)が落球を誘うビッグタックル。この落球を拾ったWTB加藤匠朗(2年・関西学院高)が60m以上を走り切って、敗色濃厚ながら最後まで健闘した。

ここで5点を追加した関学大だが、ロスタイムのアタックもラインアウトが乱れ、チャンス喪失。38-17でノーサイドを迎えた。プレイヤー・オブ・ザ・マッチには天理大のFL服部が選ばれた。

関学大は開幕5連敗。しかし力があるのは明らかだ。あとは接戦を競り勝ち、待望の1勝を掴みたい。次戦は11月20日(土)、3勝2敗の同志社大学と激突する。

勝利した天理大は4連勝。3位から2位に浮上した。

次戦は、逆転優勝と関西6連覇への望みをかけて、ついに5戦全勝の首位・京都産業大学との直接対決に臨む。11月20日の神戸・ユニバー記念競技場が、ビッグマッチの舞台だ。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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