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ラグビー コラム 2021年10月25日

【ハイライト動画あり】明治、ついに真価を発揮。今季一番の内容で難敵筑波に53-14と快勝

ラグビーレポート by 直江 光信
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プレイヤーオブザマッチ 明治大学 飯沼蓮主将

戦前の予想とは裏腹にスコアは大きく開いた。1対1のバトルで当たり勝ち、攻守の起点となるセットプレーを支配、2人目のサポートの速さでも上回って、堅固な組織ディフェンスは最後まで乱れなかった。80分間を通して質の高いプレーを維持し続けた明治大学が、今季好調の筑波大学をあらゆる局面で圧倒し、第4節最注目の一戦で快勝を収めた。

明治大学の気迫と集中力はキックオフ直後から際立っていた。開始6分、ゴール前でマイボールラインアウトのチャンスをつかむと、キャッチ後すぐにブラインドサイドを突くサインプレーでLO山本嶺二郎が抜け出し、早々に先制のトライを刻む。7分後には同じ位置のラインアウトから今度はがっちりとモールを組み、真っ向勝負で押し切ってHO田森海音がグラウンディング。まさに機先を制する連続得点で、ゲームの主導権を力強くたぐり寄せた。

その後も紫紺の15人は一貫した姿勢を維持し、自分たちのペースで試合を進める。帝京大学や早稲田大学にも接点で互角に渡り合った筑波大学を相手に激しいヒットで圧力をかけ、縦横を組み合わせた自在の攻めでジリジリと前進。20分にはラインアウト起点の連続攻撃でゴールラインに迫り、最後はWTB松本純弥が狭いスペースを突き抜けて19-0とリードを広げる。

この日の明治大学の充実ぶりが表れていたのは、その直後のシーンだ。キックオフでキープし損ねたボールを筑波大学に拾われ、崩れた状況でエースのFB松永貫汰主将にオープンサイドを走られたが、全員がただちに反応して自陣ゴール前まで戻り、またたく間に危険なスペースを埋める。これまでならトライになっていた相手の得意な攻撃パターンをしのぎきったことで、ゲームの流れはより決定的になった。

以後、筑波大学の鋭いタックルに停滞する時間帯もあったものの、明治大学の15人は決して安易なプレーに逃げず、スクラムとラインアウトの優位性を存分に生かしてじわじわと相手を追い詰めていく。35分以降は敵陣22メートル線内に居座り続け、40分に好判断で抜け出したSO伊藤耕太郎のスラロームランから外をフォローしたFB石田吉平が左中間にトライ。ハーフタイムを前に、スコアは24-0まで拡がった。

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