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ラグビー コラム 2021年10月24日

【ハイライト動画あり】2年ぶりの国内テストマッチに観客沸く 日本代表、歴史的勝利にあと一歩

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ラグビー日本代表テストマッチ2021

【ハイライト】日本代表 vs. オーストラリア代表

ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ

最後は自陣からボールをキープして攻めようとしたが、ジャッカルされて反則を犯し、オーストラリアボールのラインアウトからモールを押し込まれて万事休す。モールのディフェンスでは健闘していた日本代表だが、メンバーが入れ替わったことも影響してか、ここではあっさりディフェンスを崩され、23-32で敗れた。ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチは、「7月から時間があいての試合としては、よいプレーができた」と評価しつつ、課題にも触れた。「課題の一つは規律面です。17回もの反則(公式記録では14回)がありました。これでは南アフリカに連勝するようなチーム(オーストラリア)に勝つことはできません」。モールで押し込まれたところ、ブレイクダウン(ボール争奪局面)でオフサイドの位置から入ってしまうなど、判断、スキルの面でも課題が出た。「ヨーロッパ遠征に向けて改善したい」(ジョセフヘッドコーチ)。ただ、ディフェンス面については「相手の勢いを止めることができていたし、ラインブレイクされても戻ってターンオーバーすることもできていた」と手ごたえを感じていた。

危険なタックルほか防げる反則も多く、細かなパスがつながらないなどプレーの精度は低かったが、ここは試合を重ねることに改善できるはずだ。「勝つ準備をしていたので悔しいです」。バイスキャプテンの中村亮土は厳しい表情だった。世界ランキング3位のオーストラリアを相手に誰も善戦だと思っていない。勝ち損ねたと感じている。理詰めの準備ができているからこそだろう。アイルランド、ポルトガル、スコットランドと戦うヨーロッパ遠征での一戦ごとの成長を期待したい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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