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迎えた対抗戦初戦の相手は、帝京大に強烈な対抗意識を燃やす筑波大学。
厳しいファーストタックル、テンポを遅らせるチョークタックル、そして鋭いブレイクダウンワークに苦しめられたものの、帝京大は前半30分過ぎに強力スクラムでのペナルティ奪取から、ラインアウトモールで勝ち越しトライ。後半にPGを加えて17-7で逃げ切った。
「筑波大学さんがタックル、ブレイクダウンのコンタクトの場面で前に出てくることはわかっていたのですが、わかっていても受けてしまうところがたくさんあり、タフなゲームになりました」(帝京大・PR細木康太郎キャプテン)
早い段階でタフなゲームを経験できたことは好材料だろう。収穫と課題を今後にどう活かしてくるのか。
帝京大の先発メンバーは前戦から4人(FW3人、BK1人)が変更。
青学大のSO桑田キャプテンと帝京大の細木キャプテンは共に桐蔭学園出身だが、細木キャプテンはリザ-ブに下がり、熊本西高出身の2年生PR上杉太郎がスタメンを任された。ゲーム主将はCTB押川敦治が務める。
残りの3人は期待のルーキーだ。
京都成章高出身で192センチのLO本橋拓馬、桐蔭学園出身でスキルも多彩なFL青木恵斗、大阪朝鮮高で花園ベスト4を達成したSH李錦寿だ。
上級生中心の青学大とは対照的に、帝京大のFW8人中6人は下級生(2年生4人、1年生2人)。ただ6人はHO江良颯やNO8奥井章仁(共に2年生)など規格外であり、フィジカルは問題にならないだろう。
かたやBKは先発7人中6人が上級生。3年生のSO高本幹也は大阪桐蔭で日本一を経験しているプレーメーカーだ。経験値を活かしてゲームをコントロールしたい。
筑波大戦では公式戦初先発だったという前田翔哉が先発SHを任され、今回の青学大戦ではルーキーのSH李がゲームコントローラーの一人になる。果たしてどんなプレーを見せてくれるのか。相手のプレッシャーが予想されるだけに注目だ。
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