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ラグビー コラム 2021年9月9日

田中史朗、「勝つ集団を作っていきたい」。NECグリーンロケッツ東葛入団会見。

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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経験を若い選手に伝える

日本代表75キャップ、そして日本人初のスーパーラグビープレイヤーでもある田中。チームに何を伝えたいかと聞かれて「努力すること、ラグビーを楽しむことですね。日本だけでみると、どのチームも勝つ可能性はすごく高いけど、NECの選手も世界に出ていく選手が増えていかないといけない」。

「僕たちは子どもたちに対して、日本が世界で戦っていくということを見せていかないといけないので、そこで努力すること。日本人は、努力はなんぼでもできる。努力は日本人の強みなので、僕が努力する姿をNECのみんなに見せて、そこを見てもらっ、てNEC全体が努力のチームになってほしい」と語気を強めた。

NECの印象を聞かれて田中は「一緒に練習しましたが、若い選手が多いのでエネルギッシュなラグビーをしている」と感じたという。また、昨年対戦して「トライを取られた後、誰も何もしゃべっていなくて、外国人も日本人もしゃべらなくて、勝ちたい意欲がすごく少なかった」と感じた。

そのため「その部分はしっかり言っていきたい。僕自身そういう文句を言ってきたが、それをいう人がいないと、勝ちたい意識がなくなってくるので、しっかりと勝つ意識、常に勝つ意識をマインドとしてチームメイトに持ってほしいですし、それを常に言い続けていきたい」と話した。

リーグワンの開幕に向けてNEC東葛を強くするために必要なことを聞かれてSH田中は「シンプルにコミュニケーションの部分ですね。能力はみんな素晴らしいものを持っているので、その中でコミュニケーションがないだけで、パスがつながらなかったり、やりたいことわからなくてそのままボールがつなげかったりということがあるので、しっかりどんなときでも話すことが大事。

外国人とのコミュニケーションも僕であったり、ロマノ(レメキ ロマノ ラヴァ)、ティム(・ベネット)だったりと日本語も外国語も両方しゃべれる選手がしっかりコミュニケーションをとって、チームを1つにまとめあげていきたい」と意気込んだ。

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