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ラグビー コラム 2021年8月10日

12年前の再現! モルネ・ステインの決勝PGで、世界王者・南アフリカが勝利。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ、リベンジならず。

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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勝利した南アフリカ代表

ツアーが始まる前、誰がこのラストを予想できただろうか。12年ぶりのブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの南アフリカ遠征は、8月7日、ケープタウン・スタジアムで最終戦が行われ、南アフリカ代表スプリングボクスが、19-16で勝利。テストマッチ三連戦の勝ち越しを決めた。イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの精鋭が集い、12年前の負け越しのリベンジに燃えたライオンズだが、まさかの結末が待ち構えていた。

第1戦は、22-17でライオンズが勝ち、第2戦は27-9で南アフリカが勝った。第1戦の前は、フィジカル面に強みを持つ南アフリカに対し、ライオンズがスピーディーに勝負するという予想が多かったが、ふたを開けてみると、フィジカルバトルとキックの応酬で大半の時間が過ぎる2試合となった。最終戦前、ライオンズのウォーレン・ガットランドヘッドコーチは、「もっとラグビーがしたい。インプレー時間を多くしたい」と話した。

ガットランドHCの言葉通り、ライオンズはキックオフ直後からボールを保持して連続攻撃を仕掛けた。それを南アフリカが強力なタックルで押し返す。開始2分、ライオンズSOダン・ビガーがPGを失敗。そのビガーは9分、タックルした際に足を痛めて苦痛に顔をゆがめた。代わって投入されたのは、スコットランドSOフィン・ラッセルだ。ビガーよりもパスでボールを動かすことを得意とするラッセルの登場でライオンズの攻撃はテンポアップした。

南アフリカSOハンドレ・ポラード、ラッセルがPGを決めあい、3-3で迎えた前半18分、ライオンズがチャンスをつかむ。ゴール前5mのラインアウトから素早くモールを組み、巧みにディフェンスの圧力をずらしながらHOケン・オーウェンズがトライをあげたのだ。練り上げたモール戦略を感じるトライだった。ゴールも決まって、スコアは10-3。南アフリカがPGを返して、前半は10-6で終わったが、ボール保持時間はライオンズが69%、地域獲得でも74%と圧倒していた。

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