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ラグビー コラム 2021年8月3日

未完の大器・小瀧尚弘が決意の移籍 「ラグビーで成功したい」と神戸製鋼へ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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トレーニング中の小瀧選手

――具体的に言える数値はありますか。
「ウェイトトレーニングのスクワットは、数字も上がってきていると思います。先日は、160kgから始めて、170、180、190kgと8回ずつできました」(※同席の広報担当者の方から、チームでもトップのほうだと思いますとのコメント)

――ライバル視しているLOはいますか。
「張選手と、東芝時代に一度も勝ったと思えなかった梶川喬介選手ですね。梶川さんはチームメイトからの信頼も厚いです。東芝と戦って、チームとしてもLOとしても勝ちたいですね」

――リーグONEでチャンピオンになることへの思いは強いのではないですか。
「東芝では一度も優勝できなかったので、優勝出来たら本当に嬉しいでしょう。東芝に入って一年目のシーズン、決勝でパナソニックに1点差で負けた試合はあったのですけどね」

――2015-2016シーズンは、トップリーグの新人賞も受賞しましたね。
「選んでいただいたのですが、以降、大した活躍ができなかったです。新人賞の選手は、神戸製鋼の山下楽平選手、リコーの松橋周平選手など各チームで目立つ活躍をしている選手ばかりですから」

――思ったように活躍できなかった原因を自分ではどう感じていますか。
「ラグビーに対して本気になれていなかったような気がします。東芝でラグビーをすることは好きでしたが、ラグビーに打ち込む姿勢が足りなかったのかなと感じています。それなのに、結果は欲しがっていた。わがままだったと思います。自分を変えて、ラグビーで成功したいと思ったのは2019年のRWC以降です」

――プレーヤーとしてのゴールは考えていますか。
「RWCに出ること、神戸製鋼で優勝することは大きな目標です。ゴールは具体的には考えていませんが、記憶に残るような選手になりたいと思っています」

豪快なプレーが光る小瀧選手だが、意外にも「インドア派です」と言う。テレビゲームや漫画が大好き。最近のお気に入りの漫画は「呪術廻戦」で、ベストワンをあげてもらうと「ジョジョの奇妙な冒険」だという。実は、2015年度にトップリーグ新人賞を受賞した直後にもインタビューをさせてもらった時も、好きな漫画は「ジョジョの奇妙な冒険」だった。インドア派だが、神戸では美味しいお店などを探して地元の皆さんと交流していきたいという。プロ選手として、ラグビーとこれまで以上に真剣に向き合おうとする小瀧選手がどこまで成長するのか。その成長が神戸製鋼のチーム力を押し上げることになるだろう。

■小瀧尚弘(こたき・なおひろ)
・生年月日:1992年6月13日
・出身地:鹿児島県
・身長/体重:194cm/110kg
・ポジション:LO
・経歴:鹿児島実業高校→帝京大学→東芝ブレイブルーパス(2015-2021)。日本代表キャップ10

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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