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ラグビー コラム 2021年7月28日

日本代表を目指し、新天地へ 身長198cm、神戸製鋼新加入LO寺田桂太の挑戦

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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――トモさんに影響を受けたということですが、どんなLOを目指しますか。
「トモさんのような、チームが一番きついときに動けるLOじゃないと、チームの信頼は勝ち取れないと思います。誰よりも体を当てて、仕事をするのがLOですから、ハードワークを惜しまないプレーヤーを目指しています。その上に、何か自分の強みを加えられたらと思います」

――寺田選手の強みは何ですか。
「もともとフィットネスはあるほうなので、走り回ることはできますが、効率的に走ることができていません。ラグビーに対してスマートにならなければいけないと思っています。それと、チームの中で一番多く体を当てる選手になりたいし、コンタクトに対しての貪欲さはあるので、ここはもっと生かしていきたいです」

――新しいリーグ「リーグONE」については、どんな期待がありますか。
「これまでよりも競った試合が増え、楽に勝てる試合はひとつもないでしょう。ラグビー以外の面でも競争力は増すのではないかと思っています。僕たち選手もワクワクするようなリーグになるのではないかと思います」

――各チームがホームの試合を主催することで、ファンサービスもこれまで以上にやっていかないといけないですね。
「新リーグは運営力も重要視されていると思います。コロナ禍で難しいシチュエーションですが、その中でも新しいアイディアが出てくるでしょう。リーグ全体で新しいアイディアを出し合って、盛り上げていければいいですね」

――新シーズンの目標を教えてください。
「(神戸製鋼に)入るからには優勝したいです。選手としても、LOといえば寺田といわれるくらいまでになりたいです。日本一になることによって、プレーヤーとしても成長できると思いますし、日本一を目指すなかでチーム全体にレベルアップしていきたいです」

「トモさんの足元にも及びません」と謙虚に話す寺田選手だが、元日本代表LOトンプソン ルークよりも身長は高く、献身的に働き続けるLOになる素質は十分にある。コロナ禍でのステイホーム期間にヨガに出会い、いまや趣味になっているそうで、これから体の柔軟性も出てくるかもしれない。新天地でチームに欠かせない存在となれば、目標である日本代表入りも視野に入る。愛称は「テラ」、「ケイタ」。不動のLOブロディー・レタリックがチームを去ったあと、熾烈なポジション争いの中でどこまで自分を磨けるか。新リーグで神戸製鋼を見る楽しみがひとつ増えた。

■寺田桂太(てらだ・けいた)
・生年月日:1995年2月1日
・出身地:京都市
・身長/体重:198cm/117kg
・ポジション:LO
・経歴:伏見工業高校(現・京都工学院)→帝京大学→近鉄ライナーズ(2017-2019)→宗像サニックスブルース(2020-2021)

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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