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ラグビー コラム 2021年7月23日

闘将が先発復帰のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ 南アフリカ代表との重要な第一テストマッチに挑む

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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南アフリカ vs. B&Iライオンズスターティングメンバー

2009年以来、12年ぶりに南アフリカ共和国を訪れているブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズが、いよいよ南アフリカ代表スプリングボクスとのテストマッチ3連戦に臨む。ここまで5戦して4勝1敗。7月17日(土)のストーマーズ戦には、6月26日(土)の日本代表戦で負傷退場して以来、母国で調整していたキャプテンのアラン ウィン・ジョーンズが後半出場し、エネルギッシュにプレーした。

ライオンズの遠征はテストマッチで勝ち越すことが最大の目標になる。第1戦は、7月24日(土)、ケープタウン・スタジアムにて行われる。キャプテンのAW・ジョーンズが先発に名を連ねたのは、ライオンズファンにとって心強いだろう。ライオンズで10キャップを達成したのは、プロ化時代には初めてのことで、過去も、史上最高のラグビープレーヤーと呼ばれるSHガレス・エドワーズ(10キャップ)や、ライオンズの伝説のキャプテン、ウィリージョン・マクブライド(17キャップ)ら歴史に残るレジェンド中のレジェンドばかり。その仲間入りを果たすことになる。

B&Iライオンズスターティングメンバー

「史上最も難しいセレクションだった」とウォーレン・ガットランドヘッドコーチが話す通り、コーチ陣の意見も割れて長い議論があったようだ。注目のオープンサイドFLはトム・カリー(イングランド)、相手ボールに絡み、ターンオーバーを勝ち取るスペシャリストだ。ゲームをコントロールするHB団は、SHアリ・プライス(スコットランド)、SOダン・ビガー(ウェールズ)。プライスは、ストーマーズ戦で素早くボールを動かす原動力となった。攻撃も多彩で、3度目のライオンズ遠征参加のコナー・マレー(アイルランド)をリザーブに押しやって初キャップを勝ち取る。両WTBはパワーとスピードを併せ持つドゥハン・ファンデルメルヴァ(スコットランド)と、アンソニー・ワトソン(イングランド)。FBはベテランのスチュワート・ホッグ(スコットランド)が入る。スコットランドの選手が3人先発するのは、1997年の遠征以来のことだ。

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