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ラグビー コラム 2021年7月19日

ストーマーズをノートライに封じB&Iライオンズが快勝。7・24第1テストに向けチームづくりはいよいよ最終段階に

ラグビーレポート by 直江 光信
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試合を通じて際立っていたのは、ここという局面でチャンスを仕留め、ピンチを耐え抜くライオンズの集中力とスキル精度の高さだ。非凡なポテンシャルを秘めた選手がそろうストーマーズに圧力を受けるシーンもあったが、押されながらもしっかりと体を当て続け、相手に隙が生まれるやすかさずたたみかけて何度も状況を打開した。激しいせめぎ合いにも動じない腰の座った試合運びに、イギリスおよびアイルランドのよりすぐりの一流プレーヤーがひしめく“ベスト・オブ・ベスト”の底力がにじんだ。

熾烈なフィジカルバトルにエキサイトする場面も幾度か見られたが、これはスプリングボクスとの激突を念頭に、このエリアで絶対に引かないという断固たる意志の表れだろう。スクラムでもストーマーズをたびたびドミネートし、力を入れて強化してきた成果がうかがえた。いよいよ一週後に迫った第1テストに向け、メンタル的にもいいコンディションに仕上がってきている印象だ。

個々の選手を見ると、ケガ人続出のSOのカバーとして急遽招集され先発に起用されたマーカス・スミスが、並外れたセンスとスキルを存分に披露した。柔らかいパスワーク、鋭角のステップに加え、コーナーからの難しい角度も含めて7本のゴールキックもすべて成功。この7月にイングランド代表としてテストマッチデビューしたばかり(2キャップ)で経験という点では不安もあるが、チャンスを創造できる卓越した能力は、世界一のディフェンス力を誇る南アフリカに対して貴重なオプションになりえる。

また6月27日の日本代表戦で負った肩のケガから奇跡の復活を遂げ、この木曜日にチームに再合流したキャプテンのLOアラン ウィン・ジョーンズも、後半53分から途中出場して元気な姿を見せた。テストマッチでは何より経験が重要な意味を持つだけに、12年前の南アフリカツアーから4回連続でライオンズ選出の大黒柱が帰ってきたことは大きなプラス材料だ。首脳陣もきっと胸をなで下ろしたことだろう。

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