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すると、ここで「ポケット・ロケット」の異名を持つWTBチェスリン・コルビの健脚が爆発。
キックカウンターでボールを受けたWTBコルビは、緩急とステップを織り交ぜて鮮烈なライン突破。サポートしたゲーム主将のCTBアムのトライをお膳立てした。
「彼(コルビ)はチームに非常に多くのエネルギーをもたらします。不動の主力であり、今日はその理由を示しました」(CTBアム主将)
さらにSOステインが3本連続のプレースキックを決めて、リードはいよいよ14点(17-3)に。
南アフリカのパッション溢れる守備のハイライトは、前半終了間際だった。
前半38分にはSHデクラークが危険なタックルにより、直後にはFLマルコ・ファンスターデンがラックでの反則により、ヤコ・ペイパー レフリー(南アフリカ)は2人連続でイエローカードを提示。
しかしそれまでゴール前で驚異的な守備を見せていた南アフリカAが窮地をしのぎきり、前半を13人のまま17-3で折り返した。
ただ13人相手の南アフリカAに得点できなければ、B&Iライオンズの名誉にかかわる事態だ。
敵陣に入ったB&Iライオンズは後半3分、ゴール前のタップからFWが攻勢。シンプルなFW勝負でユニットのままインゴールへ飛び込み、7点差(17-10)に詰めた。
さらに相手が14人になった後半10分にもPGを決め、欧州最強のドリームチームは4点差(17-13)に迫った。
続く後半28分には、複層的なボール展開からウェールズの新星、20歳のWTBルイス・リースザミットにボールが渡りトライラインに突進。しかしここはダブル・ムーブメントでトライは認められず。
その後、南アフリカAの分厚い守備は崩れず。
最終盤のロスタイムはスクラム・タイム。南アフリカAは出せばゲーム終了だが、スクラムの圧力でSHデクラークがファンブル。
イーブン・ボールとなったが、これを途中出場のダミアン・ウィレムセが間一髪蹴り出し、フルタイムを迎えた。
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