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ラグビー コラム 2021年6月17日

【日本ラグビーを支えるスペシャリスト】ラグビー選手を救い、蘇らせる「ゴッドハンド」 アスレチックトレーナー佐藤義人さん

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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──お弟子さんはいらっしゃるのですか。
「勉強に来ている子が何人かいます。僕も人を育てていく年齢になってきました。日本のスポーツ界のために、少しでもプラスになるように頑張らないといけないと思っています」

──今後の目標を聞かせてください。
「今年から神戸のファストジャイロという女子チームを見させてもらうことになりました。チームを持つ早駒運輸の方から熱い思いを聞かせていただいて、すごく楽しみにしています。女子ラグビーは男子より大きな怪我が多いです。体の組織上弱い部分もあるのですが、気持ちでプレーしてしまうところもありますね。僕がやってきたことを伝えることができれば、怪我も確実に減ると思いますし、女子ラグビーだからこそやらなくてはいけないトレーニングもあります。男子と同じトレーニングでは良い体は作れません。そのあたりを作り上げる良いきっかけになると思いますし、良いものを提供できるように頑張りたいです」

──パナソニック、日本代表についてはいかがですか。
「新リーグでも注目されるチームだと思いますし、そこでもいい仕事をしていきたいです。そして、堀江翔太、松田力也など日本代表選手のパフォーマンスが今まで以上に上がり、2023年のRWCで活躍して、さらに強い日本代表になるように、力になれたらという思いが強いです」

寸暇を縫ってのインタビューだったが、佐藤さんは明るく、元気にスペシャリストとしての仕事について語ってくださった。動作分析からの治療というのは、目から鱗の話だった。京都市木津川市に治療院を構えたのは、実家のあった大阪府枚方市から近いということもあるが、都会が苦手で、田舎で人が少ないところをあえて選んだからだという。根底には、本当に困っている人を手助けしたいという思いがある。だから、月一度の予約日の30分で翌月の予約が埋まる現状には戸惑っているそうだ。ますます活躍の場を広げる佐藤さん、その「ゴッドハンド」で多くの選手たちのパフォーマンスが上がっていくのが楽しみだ。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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