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ラグビー コラム 2021年6月17日

【日本ラグビーを支えるスペシャリスト】ラグビー選手を救い、蘇らせる「ゴッドハンド」 アスレチックトレーナー佐藤義人さん

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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──佐藤さんは「マジックハンド」と言われますが、手から何か出ているわけではなくて、理論なのですね。
「手から出ているのは、手汗くらいです(笑)。でも、見る視点が少し違うのかもしれませんね」

──亜脱臼した選手の肩が、佐藤さんの治療ですっと上がるようになった動画を拝見しました。あれは肩を触って何を動かしているのですか。
「筋肉にも正しい位置があります。肩はデリケートな関節で、360度、いろんな筋肉がついています。その1個でも稼働しないとミスマッチが起きてぶつかります。そのときのダメージでどこかの筋肉が損傷して機能が止まるのです。いくらリハビリをしても、筋肉がいい位置にないと動いてくれません。それをどう見つけて動かすかなんです」

──お話を聞いていると、西洋と東洋の医学への理解があるのは大きい気がします。
「トップチームになればドクターやスポーツトレーナーの皆さんと協力してやっていかなくてはいけない。ある意味、僕のやり方もドクターに納得してもらわないといけないし、説明できなければいけない。西洋医学を理解した上で僕のやり方を伝えないと、訳の分からないことを言っている変な奴だと思われてしまいますからね(笑)」

──普段は京都の治療院にいらっしゃるのですか。
「はい。一般の人から、お年寄り、スポーツ選手まで毎朝9時から夜遅くまで診ています」

──選手たちが個人的にも訪れているようですね。
「そうなんです。ラグビー選手がオフシーズンになると5、6人かたまって来るのですが、今の治療院は十畳ほどしかなくて、密な状況でやらなくてはいけないんです。これまでは、チームの垣根も競技の垣根も超えてみんなで励まし合っていたのですが、コロナ禍では密になることはよくないので、マンツーマンか、多くても同じチームで2名までにして実施することになります。治療院の隣に広い庭があるので、現在、治療所兼トレーニングができる施設を作っています。選手達には施設ができるのを待ってもらっています」

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