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ラグビー コラム 2021年6月11日

サンウルブズで試合を楽しむ 山沢拓也は、理想のプレーを追い求める

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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──今シーズンは怪我が少なくなったと思います。堀江翔太選手などのトレーニングを担当する佐藤義人トレーナーに、トレーニングメニューを組んでもらったりしたそうですね。膝の不安はなくなりましたか。
「不安がまったくないわけではないのですが、自分でコントロールできるようになってきました。膝に疲労が溜まっている、痛みが出てるな、というときにどうすべきか、それが出ないようにするためにどうすべきか。佐藤さんにすべてお願いするのではなく、自分のなかでも理解できてきました」

──プレースキックも見直しているようですね。
「自分にとってどのポイントが重要なのか、ここ数週間探しているところでもあり、まだ完全に見つけられていませんが、少しずつ手ごたえを感じてきています。修正点を一回一回見つけて、練習しています」

山沢拓也選手

──サンウルブズでもプレースキッカーを務めると思いますが、成功率で松田選手に負けたくないという気持ちはありますか。
「プレースキックが完成したら、(負けたくないという)気持ちになりますけど、まだ完成していないので。試合で蹴るチャンスがあれば、ここがキーポイントというところは自分の中で定められてきているので、それができれば入ってくれると信じています」

──今回のサンウルブズでは、チーム練習の時間が短いので攻撃を司るSOとしては難しいところがあると思いますが。
「詰め切れていないところが多々ありますが、それはそれでひとつの味になると思います。チームとして決め切ったことをやるだけではなく、個々の強みを生かすプレーができれば、すごく面白いラグビーになるのではないかと思います」

深谷高校3年生の頃に日本代表強化合宿に参加するなど、その才能は早くから認められていた山沢選手だが、大学時代の膝の怪我もあって日本代表キャップは3にとどまっている。その創造的なプレーを世界の舞台でも披露してほしいと願うファン、関係者は多いが、本人は自らのプレーの質を高めることに集中しているようだ。6月12日、日本代表に対して彼はどんなプレーを見せるのだろう。類まれな才能を目にするのが楽しみだ。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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