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ラグビー コラム 2021年6月7日

元日本代表キャプテン廣瀬俊朗が語る 4年に一度集まるスペシャルチーム「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」への期待

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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アラン=ウィン・ジョーンズ(ウェールズ)

──野球のドラフト会議の発表のようでしたね。ところで、発表されたメンバーを見てどんな感想でしたか。
「強力FWの南アフリカ代表と戦うわけだから、FWが大事なのだと感じました。キャプテンのLOアラン=ウィン・ジョーンズ(ウェールズ148キャップ)は注目ですし、FW第三列は誰が先発するのだろうと気になるほど層が厚い。ハミッシュ・ワトソン(スコットランド)、タウルペ・ファレタウ(ウェールズ)、トム・カリー(イングランド)もいる。どういうメンバー編成になるか楽しみです。WTBも20歳のルイス・リース=ザミット(ウェールズ)がいて、SOはダン・ビガー(ウェールズ)、オーウェン・ファレル(イングランド)、フィン・ラッセル(スコットランド)と誰が出ても不思議はない。試合をしながらベストな組み合わせを決めていくのでしょうね。いろいろ組み合わせを予想していくのも、ファンの楽しみですね」

ハミッシュ・ワトソン

──今年のシックスネーションズの最優秀選手はハミッシュ・ワトソンでしたね。
「それほど大きくないですけど、ボール争奪戦で激しいプレーをする。南アフリカの選手を困惑させるようなプレーができたら盛り上がりそうですね」

──ウォーレン・ガットランドヘッドコーチは、ライオンズでは3回目の指揮になります。どんな戦いを仕掛けてくると思いますか。
「ガットランドさんはウェールズの元ヘッドコーチで、スコットランド、ウェールズのコーチがいますが、エディーさんはじめイングランドがいないのが面白いですね(笑)。コーチングスタッフの中でもいろんなアイディアが生まれ、今までにない化学反応による面白いプレーを見たいですね。僕としては隙があれば果敢にアタックを仕掛けるラグビーが見られたら嬉しいです」

──迎え撃つ南アフリカ代表は、どんなチームですか。
「どんでもなくパワーのある人たちが、その力を出し切ることだけに徹するチームです。細かいことをするのではなく、スクラム、ラインアウト、ディフェンスが強くて、俺達はこれで行くから見ていてくれ!そんなチームです」

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