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ラグビー コラム 2021年6月2日

【日本ラグビーを支えるスペシャリスト】 15人制日本代表アナリスト浜野俊平さんに訊く

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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──2023年大会に向けての分析はもう始まっているのですか。
「昨年12月にプール分けが決まった時点で、オータムネーションズカップ(イングランド、アイルランド、ウェールズ、ジョージア、フランス、スコットランド、イタリア、フィジーが参加)、トライネーションズ(ニュージーランド、アルゼンチン、オーストラリアが参加)が終わっていましたので、分析は始まっています」

──2023年で日本が戦うイングランド、アルゼンチンと、2019年の対戦相手のアイルランド、スコットランドとの違いは何かありますか。
「イングランド、アルゼンチンはキックを多用するチームでディフェンスがすごく強いですね。イングランドは選手層も厚いですし、右足、左足、両方のキッカーもいます。セットピース、ディフェンスの強化は2023年に向かってキーになると思います」

──日本代表もようやく動き始めました。6月、7月は、サンウルブズ、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ、アイルランドとの対戦が決まっています。この3試合に向けての準備も始まっていますか。
「ライオンズについては当初はメンバーを予想しながらデータを集め、発表になってからは個人の分析をしています。アイルランドについては、コーチ陣もそのままだし、分析は終わっています」

──ジェイミー・ジョセフヘッドコーチや、アシスタントコーチのトにー・ブラウンから直接リクエストが入るのですか。
「直接やり取りして調整しています。選手と直接対話することは少ないですが、説明をすることはよくあります。たとえば2019年のRWCでは、ラインアウトは試合に出ないメンバーが模擬的に対戦相手の動きをして練習しました。そんなときは分析した情報をもとに模擬的な動きをするので説明が必要なのです」

──ここ数年で、分析はレベルアップしているのでしょうか。
「これまでは試合の映像でもカメラの台数が限られていましたが、RWC2019以降は1試合を6台のカメラで撮影するのが基本で、それが配信されて全チームが使用できるようになっています。データ分析のツールも、数クリックで、この国の、この大会の、この選手という形で、データを簡単にソート(データを並びかえる)できるようなものが進んでいます。日本ラグビー協会が契約して有料で使うのですが、今やどの国もやっていますね」

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