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ラグビー コラム 2021年5月28日

【日本ラグビーを支えるスペシャリスト】ありがとう戸田レフリー。“戸田節”で語った名勝負の舞台裏、今後の展望etc

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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――前半29分、クボタのSOバーナード・フォーリーの危険なタックルに対してレッドカードを提示しました。

レッドカードに関してはワールドラグビーから出されている「ヘッドコンタクトプロセス」のガイドライン通りです。

パッと見た瞬間に「うわ、レッドや」と思いましたが、どのレフリーもそうですが、レッドはもちろんイエローも出したくないわけです。ですから、かなり時間をかけてクリップを巻き戻したり、止めたりして、軽減要因を探しました。でも、残念ながら無かったです。

イエローの判定を下せばクボタにとってはいいですが、神戸製鋼からしたら「なぜレッドじゃないんだ」となりますよね。だからやっぱり公平性、信頼感を担保するためにはガイドライン通りしかないんです。賛否両論があることは分かっていますが、あれは仕方がなかったですね。

クボタ vs. 神戸製鋼

――その後、神戸製鋼が14人になったクボタ陣に迫り、前半36分には「シビれるね」というコメントもありました(笑)。

あの言葉を使った理由は、もちろん実際にシビれるから言ったことがひとつと、もうひとつは自分自身をクールダウンさせるためです。

TMO(ビデオ判定)になってすぐ結論を出そうとすると一点しか見れない、という感覚が自分にあり、自分のスタイルとしてちょっと茶化したことを言うことで冷静になれるんですね。今回はたまたま受け入れてくれた方が多かったようですが、もちろん人によっては何をふざけているんだという方がいるかもしれない。ただ目的はゲームを良くするためです。

――試合は14人のクボタが23-21で勝ち、チーム初の4強入りを決めました。試合後、クボタのフラン・ルディケHCと立川理道キャプテンが訪ねてきたそうですね。

ルディケHCとキャプテンの立川君がレフリールームを訪ねてきて、ブルーのクボタのジャージーと、彼らが履いていた母の日用のピンクソックスを頂いて、立川君には「これで大垣の町を走ってください」と言われました。

それから立川君が「いろんな節目の試合で戸田さんに吹いてもらって光栄です。初めてベスト4に行けた試合のレフリーが、戸田さんで本当に良かった」なんて言うわけです。正直、涙が出ましたよ。でも泣かないぞと意地を張って我慢しました。

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