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ラグビー コラム 2021年5月17日

【ハイライト動画あり】福岡堅樹、最後の花園で3トライ パナソニックがトヨタ自動車に逆転勝利 5度目のトップリーグ王座に王手

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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パナソニック ワイルドナイツの懐の深さが際立つ戦いだった。5月15日、トップリーグ2021プレーオフトーナメント準決勝は、第58回日本選手権も兼ねて行われ、ホワイトカンファレンス1位のパナソニックとレッドカンファレンス2位のトヨタ自動車ヴェルブリッツが対戦した。緊急事態宣言下の大阪開催とあって、東大阪市花園ラグビー場はトップリーグ史上初の無観客試合となった。

福岡堅樹(パナソニック)

午後2時、トヨタ自動車SOライオネル・クロニエのキックオフで始まった戦いは、アグレッシブに仕掛ける両チームがいきなりトライを奪い合う。まずは、キックオフをフィールド右中間でキャッチしたパナソニックが左オープンに展開する。左タッチライン際の福岡堅樹がタックラーを振り切って相手陣に入ると、右側にサポートしFB野口竜司がさらに前進し、トヨタ自動車FBウィリ・ルルーを引き付けて再び福岡にパス。福岡はルルーのタックルをかわしながら左コーナーにトライをあげた。開始31秒の早業だった。「分析のなかで、あそこは狙って行こうとしていました」と、福岡堅樹。キックオフのトヨタ自動車のディフェンスを分析しての攻撃だったようだ。

直後のキックオフでは、トヨタ自動車のLOジェド・ホロウェイがボールを確保して左タッチライン沿いを駆け抜け、ゴールライン手前までボールを運ぶ。ここはタッチに押し出されたが、その後の攻撃でCTBロブ・トンプソンがゴールに迫り、FL古川聖人がボールをインゴールに持ち込み同点とする。その後のトヨタ自動車は、パナソニックのスクラム、ラインアウトに圧力をかけてミスを誘い、主導権を握る。9分、パナソニックのゴール前スクラムからBKラインで攻撃し、パナソニックのディフェンスが内側に集まったところで、WTB高橋汰地が易々とゴールラインを駆け抜ける。

16分の高橋のトライは圧巻だった。パナソニック陣22mライン付近のラインアウトから、トヨタ自動車はCTBマレ・サウが突進し、最後は右タッチライン際に待ち受けていた高橋にパスが渡る。高橋は目前に迫る福岡堅樹を斜め後ろに下がるようなステップでかわすと、CTBディラン・ライリーのタックルを弾き飛ばし、最後はFB野口竜司のタックルをかわして右コーナーに飛び込んだ。無観客ながら、トヨタ自動車のサポーターの熱狂が聞こえるような3連続トライだった。ゴールを3本とも外して15点にとどまったのはトヨタ自動車にとって痛かったが、5-15のリードとなる。

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