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新型コロナウイルスの影響により、無観客で開催されるラグビー関東大学春季大会。早稲田大学はAグループとして昨年度の関東大学リーグ戦1~3位の大学と対戦する。
初夏にふさわしい快晴の下、東京・上井草グラウンドで行われた初戦の相手は昨年度のリーグ戦王者で、公式戦での直接対決は2年ぶりとなる東海大学。前半はキック差の接戦を制す展開となったが、度重なるセットプレーのミスやペナルティを修正しきれず、春季大会の初戦は26-48の黒星スタートとなった。
前半は一進一退の攻防が続く。序盤は東海大のペナルティから敵陣に攻め込みチャンスを作るが、相次ぐラインアウトのミスで思うように得点につながらない。6分、東海大にギャップを突かれて先制点を献上すると、その後もセットプレーが安定せずボールを思うように保持できない時間が続く。
しかし21分、マイボールから徐々にフェーズを重ね、CTB(センター)長田智希(スポ4=大阪・東海大仰星)のパスを受けたWTB(ウィング)堀尾健太(スポ4=茨城・茗渓学園)がインゴールを駆け抜けると、SO(スタンドオフ)吉村紘(スポ3=東福岡)がキックを決め逆転。
前半トライを挙げた河村
その後も早大はPR(プロップ)小林賢太(スポ4=東福岡)を中心にスクラムで競り勝つなど勢いに乗る。さらに25分にはNO8(ナンバーエイト)田中智幸(政経4=東京・早大学院)がゲインラインを突破し、SH(スクラムハーフ)河村謙尚(社4=大阪・常翔学園)がグラウンディング。
前半はこのままの点差で終わるかと思われたが、終了間際にトライを許し、前半を14-12と2点差のリードで折り返した。
インゴールに向かう相良
後半は開始早々、空いたスペースにキックで攻め込まれる形で、連続で得点を許し、相手に流れを渡してしまう。15分、FW(フォワード)の連携をうまくつないだFL(フランカー)相良昌彦(社3=東京・早実)が敵陣22m付近から走り抜けてトライ。
食らいつく早大だったが、その後もスクラムの反則が起因となりモールでトライ、PG(ペナルティゴール)を決められ、後半残り8分で点差を「22」に広げられてしまう。
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