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【ハイライト】NTTコミュニケーションズ vs. キヤノン|トップリーグ 2021 プレーオフ2回戦
ここでNTTコミュニケーションズの追撃ムードを断ち切ったのは、19年W杯南アフリカ代表だった今春3年目のCTBジェシー・クリエル。
前半23分にはWTBエスピー・マレーのトライをお膳立てし、同41分には瞬時の加速&スワーブで左サイドを突破。前半3トライ目を決めた。
CTBクリエルは試合後に勝因を3つ挙げた。ひとつはディフェンス面における「ノンメンバーの献身」、もうひとつは「『勝つ』マインドセット」、もうひとつは「テンポ」だった。
「相手がついて来られないようなテンポでプレーすることを心掛け、そこが上手くいきました。沢木監督になってから試合よりもハードなトレーニングをしており、練習ではいつも辛い状況に置かれている。そのぶん試合になると楽にプレーができ、いろんなものがよく見え、良い判断ができています」(キヤノン・CTBクリエル)
前半を13点リード(19-6)で折り返したキヤノンは、さらに後半4分にPG加点で22-6とするが、同11分にNTTコミュニケーションズも反撃。
SO前田がスクラムから相手NO8マフィのタックルを受けながらも前進し、懸命にワンハンドのトライ。前半はジャッカルでも魅せた10番がこの日チーム初トライを奪い、ゴール成功でビハインドを9点(13-22)に。
しかし後半15分には「ミスター・サンウルブズ」の一人で、2019年の右膝負傷から復活しているFLエドワード・カークがトライ。
後半26分から出場した「トンガン・ゴジラ」ことホセア・サウマキも勢いをもたらし、実弟であるLOサウマキアマナキのトライなど2トライを追加。43-13で勝利を収めた。
4/25 NTTコミュニケーションズ vs. キヤノン
試合後にはピッチ中央で、キヤノンNO8マフィとNTTコミュニケーションズのFL金正奎共同キャプテンが抱擁。2人はNTTコミュニケーションズの同期(2014年入団)で、共に日本代表で戦った経験もあるバックロー同士。熱い涙を流しながら健闘を称え合った。
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