人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2021年4月14日

ラストシーズンに燃える五郎丸歩 ヤマハ発動機ジュビロへの想い

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

──スクラムについては、顕著な差が出なくなってきましたね。
「ヤマハが弱くなったというよりも、周りがレベルアップしたということだと思います。長谷川慎さんが日本代表をコーチしたことで、ヤマハの大切にしてきたノウハウが各チームに広まったし、スクラムが大事だということに各チームがフォーカスし始めましたよね」

──ここまでのラグビー人生で、やってみたかったけれど、できなかったことはありますか。
「海外での活躍はできなかったですよね。それは率直に認めますし、生まれ変わったら海外で活躍する選手になりたいです」

──高校、大学時代のことでもいいですよ。
「高校は2年生のときに大失敗しました(2003年1月の全国大会準々決勝で自らのミスで敗退)。でも、それがあったからこそ今まで頑張ってくることができた。高校生とか若い人に言いたいのは、どこかで失敗することがあると思いますけど、ネガティブにとらえず、その時の気持ちを忘れずにラグビーを続けていくことが大事だということです」

──引退したら、クラブチームでプレーしてみたいと思いますか。
「そういう環境があったらいいですよね。ニュージーランドだったら自分の地元のクラブに帰ってやりますよね。真剣にはやりませんが遊び程度には仲間とやると思います」

大学生の頃から何度もインタビューしてきたが、いつだって五郎丸選手は飾らない言葉で分かりやすく自らの考え方を語ってくれた。2015年のラグビーワールドカップで彼を取り巻く環境が一気に変わっても、それは同じだ。3歳から始めたラグビーで、全力で走り抜ける時間はあと少し。最後の瞬間、彼はどんな表情を見せるのだろう。日本ラグビーの認知度を飛躍的に向上させた立役者のラストシーズン。感謝の思いを込め、その雄姿を少しでも長く見ていたい。

文:村上 晃一

J SPORTS 放送情報

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ