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ラ・ロシェル vs. セール・シャークス
国内組と国外組による絶妙な合奏だった。
ラ・ロシェル(フランス)が4月10日(土)、欧州最強クラブの称号を争う「ハイネケン・チャンピオンズカップ」準々決勝でセール・シャークスを破り、初の4強入りを掴んだ。
フランス西海岸チームのラ・ロシェルは、セール・シャークス戦の先発の約半数(15人中8人)がフランス出身だったが、7人は国外出身の有能選手でがっちりと補強していた。
ポジション図の中央に位置する8、9、10番はニュージーランド(NZ)出身。順にNO8ヴィクター・ヴィト、SHタウェラ・カーバロー、SOイハイア・ウエストだ。
ゲームコントロールはNZ出身者が担当する一方、フィニッシャーは南アフリカ出身者で、両ウイングはともに同国代表経験のあるレイモンド・ルール、ディリン・レイズだ。
また攻防戦で力を発揮する国外出身のパワーランナーを、フォワードとバックスに一人ずつ配置した。オーストラリア出身のLOウィル・スケルトンと、2013年からチーム所属の古株、フィジー出身のCTBレヴァニ・ボティアだ。
そしてポジションの両端は、フランス出身の安定感ある実力者。ロングキッカーであるFBブリス・デュラン、そして強力スクラムを牽引するFW第1列(PRレダ・ワルディ、HOピエール・ブルガリット、PRウィニ・アトニオ)である。
そんなラ・ロシェルは国内組と国外組がそれぞれの強みを発揮し、効果的に得点を奪っていった。
お互いにPG(ペナルティゴール)2本で6-6だった前半28分、存在感を示したのはラ・ロシェルのNZ出身者だ。
SOウエストによる絶妙なハイパントを再獲得すると、SHカーバローが振り戻しのパス。
SOウエストがさらに左大外へクロスフィールドキックを放り込み、これを同じくNZ出身のNO8ヴィトが捕球。得意のオフロードパスをフランス出身のFLアルドリットに繋げ、鮮やかにトライを奪取した。
続いては南アフリカ出身のWTBレイズ。
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