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【ハイライト】トヨタ自動車 vs. クボタ|トップリーグ 2021 第7節
前半の最後の10分はトヨタ自動車が一方的に攻め、クボタが守る展開。スクラム、ブレイクダウン(ボール争奪戦)でクボタの反則が続き、PR山本剣士、FLラブスカフニが相次いでシンビン(10分間の一時退場)となる。13人となったクボタだが、スクラムは交代出場のPR北川賢吾が奮闘し、相手より少ない人数で組んだスクラムを耐えた。その後のトヨタ自動車の攻撃も立川理道の連続タックルなどで耐え、試合は後半へ。
後半開始早々、トヨタ自動車はフリーキックからの速攻でFLフェツアニ ラウタイミが独走してトライをあげ、クロニエのゴールも決まって、15-14と逆転。14分、フォーリーのPGで15-17。17分、クロニエのPGで18-17とスコアは二転三転した。ターンオーバーが連続し、プレッシャーを掛け合ってのミスもあった。どちらに勝敗が転がるのか、予測不能の緊張感ある展開が続いた。
後半24分、クボタはHOマルコム・マークスがタックルをすり抜けながらトライし、18-24とリードする。直後に自陣からフィナウが抜け出してチャンスかと思われたが、ここはトヨタ自動車WTB高橋汰地がボールを持つ手を叩いてノックオンを誘った。トヨタ自動車は自陣から再三攻撃を仕掛けるが、ミスなどで実らず我慢の時間が続いた。勝敗を分けたのは、後半36分あたりからのクボタの攻めだ。ゴール前のラインアウトモールで2度、ゴールラインに迫りながらトライをとり切れず、38分、トヨタ自動車の反則で得たPKからPGを狙った。9点差にして、勝利を確かなものにするためだ。
「そこまで2回トライが取れなかったのが、PGを選択した理由」と立川理道キャプテン。結果論だが、残り時間から考えて、もう一度タッチキックからラインアウト、モールという選択をしていたら結果は変わったかもしれない。ファンデンヒーファーのPGはゴールを外れ、トヨタ自動車にはわずかに反撃のチャンスが残った。
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