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BKはSHアントワーヌ・デュポンとSOロマン・ヌタマックの現役フランス代表のハーフ団がゲームをコントロールする。CTBはオーストラリア出身のザック・ホームズとニュージーランド出身のピタ・アーキが前節は先発したが、アーキもケガのため出場が微妙だ。WTBはマンスター戦で決勝トライを決めた好調のマティス・レベルと南アフリカ代表チェスリン・コルビ、FBマクシム・メダールが入るだろう。
トゥールーズはチャンピオンズカップのベスト8に進出し、アウェイで戦った過去8試合のうちわずか3勝しかできていない。さらに、クレルモンのホームでは2002年以来勝ち星がないというデータがある。
それでも、モラHCは「この大会では、クレルモンはアウトサイダー(部外者)がよく似合う。今、私たちはアウェイで(今まで倒したことがない)マンスターを倒したので、トゥールーズの新しい世代と言えるのです。その文脈から考えれば、今までの悪いカルマ、データを打ち破ることはできると思います」と自信をのぞかせた。
また、WTBコルビはクレルモンのFB松島について聞かれると「若い頃、南アフリカで対戦したこともありました。そこから彼はかなりステップアップしています。2019年のワールドカップでも特に強いボールキャリーが印象的でした。その強みをさらにクレルモンで伸ばしているように思えます。私たちは彼にスペースを与えないようにしないといけない」と警戒した。
なお、TOP14の直近の対戦では、昨年9月、現在4位のクレルモンが首位のトゥールーズに33-30で勝利している。
絶好調のトゥールーズが勢いに乗って勝利し、2009−10シーズン以来、5度目の欧州王者へ一歩近づくか。ホームの大きな後押しを受けたクレルモンが難敵を打ち砕いて初優勝へ歩みを進めるか。
注目の一戦は4月11日(日)、クレルモンのホーム、スタッド・マルセル・ミシュランでキックオフされる。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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