松島幸太朗のクレルモン、5度目の優勝を狙う欧州屈指の強豪トゥールーズを迎え撃つ。ハイネケン・チャンピオンズカップ

ワスプス戦終了間際、松島幸太朗の同点トライ

ラグビーのヨーロッパクラブ王者を決める「ハイネケン・チャンピオンズカップ」。4月2日（金）からプレーオフトーナメントが開始され、今週末は4月10日（土）11日（日）と準々決勝が行われる。

4月11日（日）は日本代表のFB（フルバック）松島幸太朗が所属するASMクレルモン・オーヴェルニュと、強豪のトゥールーズ、フランス『TOP14』のクラブが激突する。

クレルモンは先週、優勝2回を誇るイングランドのワスプスと対戦した。試合終盤にFB松島のトライで同点に追いつき、キャプテンのSO（スタンドオフ）カミーユ・ロペスのゴールで25-27と劇的な逆転勝ちでベスト8進出を決めた。

フランク・アゼマHC（ヘッドコーチ）は、ケガ人が出ない限りは23人のメンバーを大きく動かさず、もし入れ替えたとしても先発と控えを、多少替えるくらいだと予想される。

ASMクレルモン・オーヴェルニュ スターティングメンバー

FW（フォワード）を見ると、第1列はワスプス戦で先発し、調子の良かったPR（プロップ）ペニ・ラバイ コベカロウ、3番にはクリスチャン・オジョヴァンかベテランのラバ・スリマニが入るだろう。HO（フッカー）もアドリアン・ペリシエがリザーブにまわり、エティエンヌ・フォーカドがスターターとなる可能性が高い。

LO（ロック）にはポール・ジェドラシアク、セバスチャン・バアマイナ、FL（フランカー）ジュディカエル・カンコリート、アレクサンドル・フィッシャー、NO8（ナンバーエイト）フリッツ・リーが先週から引き続き務めることが濃厚だが、FLにフィジー代表歴のあるぺセリ・ヤトが先発に上がってくる可能性もあろう。

BK（バックス）はワスプス戦から変えないと予想されている。ハーフ団はSH（スクラムハーフ）視聴するにはセバスチャン・ベズィーとSOロペスの先発が濃厚だ。

CTB（センター）ウェスレイ・フォファーナ、オールブラックスキャップを持つジョージ・モアラのコンビ、そしてWTB（ウィング）アリベルティ・ラカとフランス現役代表のダミアン・プノー、そしてFB松島と国際経験豊富な選手を揃えるだろう。