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ラグビー コラム 2021年4月1日

ラグビー欧州最強クラブ決定戦、ハイネケン・チャンピオンズカップが3か月半ぶりにノックアウト戦で再開。グロスター×ラ・ロシェル戦プレビュー。

ラグビーレポート by 直江 光信
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対するラ・ロシェルは、アウェーでのエディンバラ(スコットランド)との初戦を13-8で制し、バース(イングランド)との2戦目が中止(バースの前節の対戦相手に新型コロナウイルス感染者が確認され、選手が濃厚接触者と認定されたため、0-28でバースの不戦敗扱い)となったことで、2勝0敗のプールA4位でノックアウトステージに進んだ。フランス・トップ14では現在14勝6敗の2位につけており、3月27日の第20節はアウェーでボルドーに26-11と勝利。3か月半ぶりとなるハイネケン・チャンピオンズカップにも、自信を持って臨んでくるだろう。

チームを率いるのは、アイルランド代表のSOとして128キャップを獲得したローナン・オガーラHC。2013年に現役を引退後、ラシン92(フランス)やクルセイダーズ(ニュージーランド)でコーチを務め、2019年よりラ・ロシェルを率いている。司令塔として幾多の激闘を経験してきた名手らしく、優れた戦術眼ときめ細やかなコーチングに定評があり、元ニュージーランド代表のNO8ヴィクター・ヴィトやSHタウェラ・カーバーロー、フランス代表のNO8グレゴリー・アルドリットゥにFBブライス・デュラン、フィジー代表の魅惑のCTB、レヴァニ・ボティアら世界的プレーヤーが並ぶ豪華メンバーのポテンシャルを存分に引き出している。

ゲームのひとつの見どころは、好ランナーがそろうグロスターのBK陣が、現在TOP14で最小失点のラ・ロシェルの堅守をいかに崩せるか、という点だ。CTBアトキンソンは「近場を攻めるのではなく、ボールを動かして大外のワールドクラスのランナーを走らせたい」と意気込みを語っており、ダイナミックな攻防が展開されることを期待したい。

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両チームがチャンピオンズカップで激突するのは今回が初めてだが、過去に下部大会のヨーロッパ・チャレンジカップで9回戦っており、通算成績はグロスターが7勝、ラ・ロシェルが2勝。ただし最後の対戦は2017年4月で、今季のそれぞれの所属リーグでの成績を見ると、過去の結果とはむしろ逆の状況だ。ラ・ロシェルはTOP14での好調の勢いに乗って、グロスターはプレミアシップの低迷を抜け出す転機として、この試合に臨んでくるだろう。

戦いの舞台となるのはグロスターのホーム、キングスホルム。2015年のラグビーワールドカップイングランド大会でジャパンがスコットランド、アメリカと戦った日本のラグビーファンにも馴染みのあるスタジアムだ。1891年創立の歴史を感じさせるたたずまいに当時の記憶を思い起こしながら試合展開を追いかけるのも、楽しみ方が広がる観戦方法かもしれない。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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