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ラグビー コラム 2021年3月25日

今季初の平日ナイトゲーム開催。東芝とNTTコムが上位進出かけ激突。

ラグビーレポート by 直江 光信
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第2節トヨタ自動車戦の後にLO中島進護共同主将が「簡単なミスで流れを失った」と振り返ったように、勝ち切れない試合が続いている原因は攻め込んだところのエラーで好機を逃すケースが多いことだ。東芝の激しいプレッシャーに対し、精度高く自分たちのアタックを遂行することが、勝利への条件となる。スコットランドの英雄、SHグレイグ・レイドローがゲームを重ねるごとにフィットし、周囲と息の合ったプレーも増えてきているだけに、タイトなせめぎ合いの中でどのようなリードを見せるか注目したい。

東芝スターティングメンバー

先発メンバーを見ると、東芝は前節から7人が入れ替わった。共同キャプテンのNO8徳永祥尭とSH小川高廣がそろってスターターに名を連ねるのは今季初。BKでは2013年にニュージーランド代表として3キャップを獲得したベテランのトム・テイラーが、CTBで初出場となる。いずれもリーダーシップをとれる選手だけに、中心となってチームを牽引することが期待される。

一方NTTコムは4人を入れ替え、ヴィリー・ブリッツをNO8からLO、リアム・ギルをFLからNO8、シルヴィアン・マフーザをFBからCTBに移動させるなど、こちらも小さくはない変更があった。エネルギーをもたらす存在のFL金正奎共同主将が2節ぶりに復帰するのは好材料。大きくボールを動かしてスペースを作り出すスピーディーなラグビーを披露してくれそうな布陣だ。

ひとつの見どころはCTB陣のマッチアップ。東芝はテイラーとジョニー・ファアウリ、NTTコムはシェーン・ゲイツにマフーザと、いずれも局面を打開できる選手が並んでおり、ミッドフィールドの攻防でどちらが優位に立つかは、流れを左右するポイントとなりそう。リーチマイケルマット・トッド、徳永(以上東芝)、鶴谷昌隆、金、ギル(以上NTTコム)というバックローのハードワーカーたちのブレイクダウンでのバトルも楽しみだ。

なおこの試合は、今季唯一の平日のナイトゲーム開催となる。本来ならこのカードは開幕戦として国立競技場で行われるはずだっただけに、両者とも期するものがあるはず。いつもとは違った趣の中で繰り広げられる意地のぶつかり合いを、存分に味わいたい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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