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ラグビー コラム 2021年3月23日

開志国際高校、雪国からの挑戦。新潟の歴史を動かし初出場。全国高校選抜ラグビー大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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「新チームになっても、そのままやってきたことが出せた」と話した通り、新潟工業に勝利した後、続く北信越大会信越ブロック大会では北越(新潟)に17-12と競り勝ち、岡谷工業(長野)にはキャプテンCTB阿部の活躍もあり、41-21で勝利。初の選抜大会の出場を決めた。

3年生9人が卒業したため、部員は2年生9人、1年生11人の20人(他に女子部員も7人いる)の少数精鋭だ。開志国際のある新潟県北部の胎内市から新潟市の中心部までは1時間ほどかかるため、18人が寮生活をしているという。

一番近くのコンビニエンスストアまで、約3kmとラグビーに集中できる環境にあると言えよう。ただ、花園から戻ってきた後の1~2月、雪国ならではの苦労もあった。

新潟県は例年よりも降雪量が非常に多かった影響で、グラウンドでの練習はほとんどできなかった。ウェイト場でのトレーニングと、体育館での基礎スキルの練習やポジショニングの確認などをしつつ、保護者の協力もあり、人工芝のグラウンドの1/8を除雪してもらって、コンタクト練習をしていたという。

「あまり外で練習できず、(パスなどの)距離感は苦労したようですが、体育館の狭い中で、イメージしながら身体を動かすことができていたことは、北信越大会につながったと思います」(高橋監督)。3月になってやっと雪の降る日も減り、半面を除雪することができ、グラウンドでの練習ができるようになったという。

北信越新人戦・岡谷戦での阿部キャプテン

また「花園で体格の差やフィジカルの差を痛感した」(CTB阿部)ため、週3回、トレーニング期間は多いときで週5回ウェイトトレーニングして体を作ったことも功を奏した。

「チーム全体としてフィジカルが成長したと実感しています。自分たちでしっかり予選を勝ち抜いて出場権を得ることができたのは大きい。新潟工業だけでなく、岡谷工業にも勝利することができて自信になりました!」と阿部キャプテンは振り返った。

50m走6.2秒のエースWTB星野

開志国際が目指しているのはボールを展開し、スペースにボールを運ぶラグビーである。阿部キャプテンがBK(バックス)のキーマンとして、長短のパスでゲームをコントロールするSO(スタンドオフ)伊藤大晟(2年)、身長182cmのFB(フルバック)渡邉陽平(2年)、50m走6.2秒の快足WTB(ウィング)星野雅空(1年)の名を挙げた。

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