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ラグビー コラム 2021年2月16日

稲垣啓太はプレーで伝える。 過去最高の仕上がりで臨む新シーズン

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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稲垣啓太選手

──今季の目標はもちろん優勝だと思いますが。
「タイトルを獲る能力はあると思います。ただ、タイトルを獲れるかどうかのぎりぎりの差というのは、僕はプレーのディテールだと思っています。2017年度のトップリーグの決勝(2018年1月13日)でサントリーに8-12で負けたのですが、試合終了直前に逆転のトライチャンスがあり、ラインアウトからモールを組んだのにボールを落とした。普通はありえないことです。そのミスを解説すると、デヴィッド・ポーコックが負傷退場し、交代の選手が入ったのですが、あのラインアウトは一人少ない状態で始めてしまったんです。だから、モールを作ったときに、ボールをキャッチした選手からボールを受け取って確保する選手がいなかった。普通はあり得ないことが極限状態で起きてしまった」

──直後にノーサイドになりましたね。
「あの1プレーが優勝と準優勝を分けました。僕がもし外からあの試合を見ていれば、準優勝でも頑張ったじゃないかと思います。でも、実際に自分がプレーしていると、オリンピックの銀メダリストが、金メダルが欲しかったと言う意味が分かります。僕もいろいろな経験をしてきましたが、(優勝するために)ディテールの部分はまだ甘いと思います。なぜなら実戦から遠ざかっているからです。のびしろはあると思うので、そこに期待しています」

──稲垣選手自身はどういうところを伸ばしたいですか。
「セットプレーですね。スクラムにもう一度焦点を当てようと思って、改めてスクラムを理論的に紐解いてみました。スクラムの構造をもう一度見直して、力のかけ具合を、どの角度まで変えていくのか。いろんなシチュエーションでどの程度までアプローチしていくのかを、アジャストしてきました。今季はまた違ったスクラムを組むことができるかなと思っています。まだ内輪で組んでいるだけなので、いろんなチームを戦うなかでスクラムにどんな変化があるか楽しみにしています」

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