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ラグビー コラム 2021年2月10日

姫野和樹、悩み抜いた末にラグビー王国へ 「常に一流であることが成長のキー」

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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――日本のトップリーグのことは気になりますか。
「気になりますね。トヨタ自動車のことも気になるし、たくさんの良い選手がトップリーグに参加してきているので、どこが勝つか分からないですよね」

――6月には日本代表がブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズと戦うことが決まっていますね。
「ライオンズと試合をするのは、ラグビー選手として名誉だし、試合に出たいと思います。ただ、あまり気にしないようにしています。僕自身も余裕がないし、まずは自分自身を高めることに強くフォーカスしたいです。高めることができれば自ずと日本代表に必要な人材になるでしょうし、ライオンズ戦も出場できると思います」

――その先の目標は、2023年のRWCフランス大会になりますね。
「2023年に向かっては、ベスト4、優勝という目標にスタンダードを引き上げなければいけないと思っています。そうすれば個人の能力も上がっていくし、日本ラグビー全体の底上げにもつながると思います」

――流選手とのトークで、出発前に鰻と焼肉を食べたいと話していましたね。
「はい、食べたいものはすべて食べて行きます。鰻、ラーメンを食べて、焼肉は飛行機に乗る直前、食べながら乗るくらいで味を忘れないようにしたいです(笑)」

明るく爽やかな語り口はいつも通り。日常生活には少し不安を感じつつ、タフな環境に身を置くことを楽しみにしているようだった。日本でもNZでも、自分が成長できる場がありながら、一歩踏み出した決断に日本にラグビーを引っ張る選手としての自負を感じた。挑戦は1シーズンの予定で、日本代表活動が始まれば合流する可能性が高い。コロナ禍で先の見えない状況の中、姫野和樹は自らを高めることに集中し、何度でも立ち上がる覚悟を決めている。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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