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ラグビー コラム 2021年1月12日

【ハイライト動画あり】涙の天理大初優勝。関西勢36大会ぶりの頂点。ラグビー大学選手権決勝

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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しかし早大は後半12分にFB河瀬諒介が広角のステップワークで流石のトライ。その後天理大にさらに2トライを奪われるが、同27分、PR小林の独走から途中出場の河村謙尚がフィニッシュ。

21-55となって敗色濃厚な後半40分にも伊藤大祐が連続攻撃のフィニッシャーとなったが、ホーンが鳴ったリスタート後、ハーフ付近まで攻め上がったもののボールを失い、ノーサイドを迎えた。

1/11 天理大学 vs. 早稲田大学

天理大は決勝の史上最多得点となる55点を奪い、昨年度の準決勝で大敗(14-52)早大に55-28で雪辱。

連覇を逃した早大の相良監督は「今日は天理が素晴らしかった」と振り返った。

「あれくらい接点で前にもっていければと思った。(天理大に)速いボールを出させてしまった」

天理大にとっては3度目の大学選手権決勝で、3度目の正直。関西勢として1984年度の同志社大以来36シーズンぶりの優勝を成し遂げた。

ただ小松監督は、同大4年時の決勝で早大に惜敗しており「私の中で『4度目』という思いは確かにありました」。33年越しのリベンジという壮大な物語を、最高の舞台で完結させた。

小松監督は天理高校で主将も務めた元CTBで、高校卒業後に仏ラシンクラブへ2年留学したため3年遅れで同志社大に入学。

日新製鋼でも主将を務め、1993年より天理大のコーチとなり、当時CリーグにいたチームをAリーグの強豪に育て上げた。

小松監督は試合後の会見で語った。

「関西のチームとして36年ぶりに優勝して、関西の仲間でも我々が勝ったことが励みになり、目標になると思います。関西リーグのレベルが上がっていくのではと期待しています」

会見の最後、小松監督は優勝の瞬間の気持ちを問われた。落ち着いた声色でこう答えた。

「『日本一や』、と思いました」

文:多羅正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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