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ラグビー コラム 2021年1月10日

初出場、初勝利、初の年越し、連覇。歴史的激戦と名言。そして感謝。全国高校ラグビー大会の振り返り

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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流経大柏ディアンズ・ワーナーの突破を止める大阪朝鮮高

他の3試合を見ると、シード校の大阪朝鮮高(大阪第2)が勢いに乗る流通経済大柏の攻撃を激しい守備でしのいで14-10で辛勝。10大会ぶりのベスト4進出を決めた。

また、桐蔭学園vs.御所実業(奈良)と前年度の大会の決勝カードが実現したが、桐蔭学園が50-7で快勝した。もう1試合は京都成章が中部大春日丘に勝利し、ベスト4に進出する4校が出揃った。

1月5日の準決勝。1試合目で京都成章が持ち味である守備で粘りを見せて、24-21と東福岡との接戦を制して、花園で初の決勝進出を決めた。また、もう1試合は桐蔭学園が前半は大阪朝鮮高の守備に苦戦したものの、終わってみれば40-10の快勝で3大会連続となる決勝進出となった。

そして、1月9日に行われた決勝では、前半終了間際に京都成章が追いつき10-10で折り返したが、桐蔭学園が後半、先に3トライを挙げて32-15で快勝した。桐蔭学園は2大会連続3回目、神奈川県勢としては6度目の優勝を飾った。

なお、桐蔭学園の連覇は、第89回~91回に3連覇を達成した東福岡(福岡)以来となる9校目、東日本勢としては第73回、74回で優勝した相模台工業(現・神奈川総合産業)以来の快挙となった。

桐蔭学園FB矢崎由高

大会のトライ王は4人。決勝でトライを挙げた桐蔭学園LO(ロック)青木恵斗(3年)が、チームメイトの1年生FB(フルバック)矢崎由高、京都成章WTB(ウィング)中川湧眞(3年)、常翔学園のWTB中村楓馬(3年)の7トライに並んだ。また、桐蔭学園のプレースキッカーWTB今野椋平(2年)が63得点で得点ランキングのトップに立った。

桐蔭学園の優勝で幕を閉じた100回目の記念大会。指導者、選手から多くの笑顔が見られたのは、今季初の全国大会で、「聖地」でラグビーをできる喜びを爆発させていたから他ならない。

また、多くの困難を乗り越えて全力で楕円球を追っている姿にが、多くのラグビーファン、スポーツファンの胸を打ったに違いない。来季の101回目の大会こそ有観客で行われることを切に願いたい。

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