人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2020年12月31日

帝京大学vs.早稲田大学、接点での勝負がポイント。ラグビー全国大学選手権準決勝

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
  • Line

ラグビー 全国大学選手権 準々決勝

【ハイライト】東海大学 vs. 帝京大学

早稲田大学としては、対抗戦の時と同じく、セットプレーでは互角に持っていき、接点、ディフェンスで上回り、決定力とスピードに長けたバックスでしっかり仕留めて試合を有利に進めたい。

次に帝京大学のメンバーを見てみたい。接戦で勝利した東海大学戦から先発はFW1人、BK2人と3人変更してきた。

FWはLOアレクサンダー・マクロビー(2年)に替わって山川一瑳(2年)が先発するのみで、他の7人は同じだ。第1列はPF近藤芽吹(4年)、東海大学戦で復帰した細木康太郎(3年)、HOは1年生ながら大きな戦力となっている江良颯(1年)の3人。もう1人のLOは4年生の久保克斗(4年)。バックローはFLダアンジャロ・アスイ(1年)と上山黎哉(3年)の2人、NO8に安田司(4年)が入った

BKは大舞台に臨むにあたり、WTBの2人を替えた。スピードスターの木村朋也(4年)がベンチに下がり、身長180cm、体重108kgのWTBミティエリ・ツイナカウヴァドラ(2年)が先発。そしてもう1人は平坂海人(4年)に替わり、身長180cmの大藪洸太(2年)を抜擢した。ハイボール対策、そしてスピードよりもパワーに長けた選手を先発で起用し、後半の勝負所ではWTB木村が起用されるはずだ。

他の4人は同じでハーフ団はSH片岡祐二(2年)、SO高本幹也(2年)の2年生ハーフ団。CTBは先週復帰を果たしたニコラス・マクカラン(4年)とアタックの中心である尾崎泰雅(4年)の4年生コンビ、そしてFBにはスピードのある奥村翔(4年)が入った。

岩出監督は東海大学戦後、「反省する点は多々あるが、昨年度行けなかったベスト4に行けることを喜んで、ここから成長できるような挑戦をしたい」と話していた。

対抗戦では早稲田大学に接点勝負で後手を踏んだだけに、FWがブレイクダウンで規律を守りつつプレッシャーを与えたい。また、セットプレーも徐々に良くなっているだけに、優位にもっていきたいところ。そして、岩出雅之監督が先発起用したWTBの2人がどこまで期待に応えるのか楽しみにしたい。

なお、両者は大学選手権での対戦は、2013年度の大学選手権決勝(帝京大学が41-34で勝利)で対戦した以来となる。

早稲田大学は昨シーズン同様、大学選手権で徐々に調子を上げており、対抗戦に続き帝京大学に勝利するのか。それとも2017年度まで9連覇を達成した帝京大学が、優勝を知る4年生を中心に勝利し、王座奪還に王手をかけるか。両者の激突は1月2日(土)東京・秩父宮ラグビー場で行われる。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ