【ハイライト動画あり】シード校全てが2回戦に進出、17人の山形中央が初戦突破。ラグビー全国高校大会・12月28日の結果

第2グラウンドでは5試合が行われた。第1試合は昌平（埼玉第2）と松山聖陵（愛媛）の対戦となった。ディフェンスが持ち味のチーム同士の対戦は引き締まった展開となるが、昌平が後半20分以降にFB北川拓来（2年）の活躍もあり、2トライを重ねて26-12で勝利した。

御所実業SO安田昂平主将

第2試合は2日目最大の注目カード、前回大会準優勝のシード校・御所実業と近畿ブロックを勝ち上がった報徳学園の激突。前半、報徳学園がディフェンスで粘りを見せたが、PR（プロップ）小林龍司（3年）のトライなどで御所実業が10-0とリードする。後半、徐々に御所実業がディフェンスからリズムをつかんで2トライを重ね、24-5で勝利した。

第3試合は17人で戦っている山形中央（山形）が旭川龍谷（北北海道）と対戦。前半、ボールを動かした山形中央が3トライを挙げて、試合はそのまま山形中央が15-0で勝利した。第4試合はFWの強さに定評のある新潟工業（新潟）と、展開力が武器の関商工業（岐阜）が対戦。主将のNO8（ナンバーエイト）稲村心を中心にモールからしっかりトライを重ねた新潟工業が26-24で競り勝った。

突進する201cmのNO8ディアンズ・ワーナー

第5試合は流経大柏（千葉）と高鍋（宮崎）が対戦した。高鍋の気迫の前に、後半途中まで試合は11-7と競った展開となる。しかし、FWのセットプレーで勝る流経大柏が、身長201cmのNO8ディアンズ・ワーナー（3年）などのトライで、30-12と勝利した。

◆第2グラウンド試合結果

○昌平（埼玉第2）　26-12　松山聖陵（愛媛）●
○御所実業☆（奈良）　24-5　報徳学園（近畿ブロック・兵庫）●
○山形中央（山形）　15-0　旭川龍谷（北北海道）●
○新潟工業（新潟）　26-24　関商工業（岐阜）●
○流経大柏（千葉）　30-12　高鍋（宮崎）●

第3グラウンドも5試合が行われた。第1試合は西陵（愛知第2）と高知中央（高知）が対戦した。接戦となったが、後半、モールから連続トライを挙げた西陵が22-14と逆転勝利を収めた。第2試合は関東大会準優勝の国学院栃木（栃木）が名護（沖縄）を寄せ付けず、CTB千葉央貴（2年）のハットトリックなどで75-7と快勝した。