【ハイライト動画あり】桐蔭学園、東福岡と優勝候補が快勝、初出場3校は明暗が分かれる。ラグビー全国高校大会・12月27日の結果

完封勝利の早稲田実業

2試合目は早稲田実業（東京第2）が終始、敵陣で戦いつつ、ディフェンスからペースをつかんでCTB（センター）谷司馬人（2年）の2トライなどで熊本西（熊本）に41-0と勝利した。3試合目は優勝候補の東福岡（福岡）が、隣県の長崎南山（九州ブロック・長崎）と対戦した。前半は東福岡がFW（フォワード）戦で優位に戦い、後半はグラウンドを広く使ってFB（フルバック）坂本公平の2トライなどで、55-0と快勝した。

初勝利の四日市工業SO宮崎

4試合目は初出場の四日市工業（東海ブロック・三重）が岡谷工業（長野）と対戦。FW戦で優位に戦って8トライを重ね、55-0で嬉しい初勝利を飾った。5試合目は東北王者の仙台育英（宮城）が富山第一（富山）と対戦。FW戦で優勢となった仙台育英が、SH（スクラムハーフ）竹森彩仁（3年）の活躍もあり、8トライを挙げて50-0で快勝した。

◆第2グラウンド結果

○長崎北陽台（長崎）69-14　函館ラサール（北海道ブロック）●
●熊本西（熊本）0-41　早稲田実業（東京第2）○
○東福岡☆（福岡第1）55-0　長崎南山（九州ブロック）●
●岡谷工業（長野）0-52　四日市工業（東海ブロック・三重）○
○仙台育英（宮城）50-0　富山第一（富山）●
（☆：シード校）

第3グラウンド1試合目は明和県央（群馬）と、初出場の川越東（埼玉第1）と隣県同士が激突した。ディフェンスで相手のアタックを分断し、攻めてはモールでトライを挙げた明和県央が24-7で勝利した。2試合目は2月の中国王者・尾道（広島）が学法福島（福島）を寄せ付けず64-12で快勝した。

チームを引っ張った桐蔭学園の佐藤主将

3試合目はつなぐ意識が高かった筑紫（福岡第2）が坂出第一（香川）から8トライを奪い、48-5で快勝した。4試合目は連覇のかかる桐蔭学園（神奈川）が、茗渓学園（茨城）の挑戦を受けた。前半は茗渓学園のタックルの前に桐蔭学園は2トライだった。しかし、後半は要所でNO8佐藤健次（3年）らがトライを挙げて36-7で勝利した。

5試合目は青森山田（青森）と若狭東（福井）のカードになった。地力に勝る青森山田はSO伊藤和樹がしっかりとゲームを組み立てて、58-0と快勝した。

◆第3グラウンド結果

●川越東（埼玉第1）7-24　明和県央（群馬）○
○尾道（広島）64-12　学法福島（福島）●
○筑紫（福岡第2）48-5　坂出第一（香川）●
○桐蔭学園☆（神奈川）36-7　茗溪学園（茨城）●
●若狭東（福井）0-58　青森山田（青森）○
（☆：シード校）

12月28日（月）は引き続き1回戦が開催され、大会1日目より試合数の多い、16試合が行われる。

文／写真：斉藤健仁