人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2020年12月25日

優勝候補の東海大大阪仰星、「真の紺色」を目指す戦い。ラグビー全国高校大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
  • Line

仰星が誇るWTB陣。(左から)市川、岡村、大畑

そんな仰星において、湯浅監督が「3人それぞれ特徴が違うので面白い」と名指しするのがWTB(ウィング)の3年生の3人である。それはフィジカル、ステップに長けている岡村優太、コミュニケーションとキックが長所の市川賢也、スピードが武器のフィニッシャー大畑亮太(いずれも3年)だ。

将来はトップリーガーを目指しているというCTB/WTB岡村は「コンタクトには自身があるので、そこでは負けない」と言えば、一般受験で大学を目指し、勉強しながら花園に臨むWTB市川は「周りに指示してゲームコントロールするのが役割。お互いに高め合っていきたい」と話し、予選決勝でトライも挙げたWTB/FB大畑は「小さな隙間を突いてゲインしたり、トライを取り切ったりするのが得意です」と胸を張った。

他にもバックスリーはWTB中俊一朗、OBのCTB野中亮志(清水建設)の弟・FB健吾(ともに2年)もメンバー争いに加わってくるが、湯浅監督は3年生WTBの3人を対戦相手や、点差などで前半と後半で使い分けをしていくようだ。いずれにせよ3人のWTBが、試合や状況によってどんなプレーをするか注目してほしい。

昨年度は準々決勝で御所実業に敗れた

昨年度の大会は御所実業に準々決勝で0-14と敗れて、「自分の責任です」と湯浅監督は振り返った。湯浅監督は、今年度のチームには「考え抜いて、しんどい選択をしないと勝てない」と「タフチョイス、オールウェイズシンキング」の2つを、監督自身がラグビー面においてチームに提示したテーマだという。

東海大大阪仰星は激しいディフェンス、FWとBK(バックス)一体となったアタック、「考えるラグビー」に裏付けされた個々の判断力にも長けたチームで、そのポテンシャルは優勝候補にふさわしい。チームリーダーのCTB近藤を中心に「真の紺色とは?」を求めつつ、3年ぶりの花園制覇にチャレンジする。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ