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ラグビー コラム 2020年12月4日

渦中のアルゼンチンがオーストラリアと大会最終戦で激突!トライネーションズ2020

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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しかし事態は収拾に向かわなかった。

この騒動の過程で、マテーラ主将(27歳)らが過去に投稿した人種差別ツイートが明るみとなり、アルゼンチン協会は11月30日付けで「いかなる憎悪発言も強く非難すると同時に、そうした考えの選手が国を代表することは許されない」として、主将の地位を剥奪すると共に、同代表のギド・ペティ(26歳)、サンティアゴ・ソシーノ(28歳)を含めた3人を出場停止処分としたのだ。

ただ同協会によれば差別的ツイートの投稿時期は2011年から2013年。マテーラ主将の場合では代表デビュー前だった10代での投稿であり、この処分の妥当性は論争の的になった。

すると12月3日(木)、ふたたび事態は動いた。

アルゼンチン協会が、3選手が「深い後悔を表明して謝罪を繰り返している」「8年以上同じような行動を繰り返していないこと」などを理由として、懲戒処分は継続されるものの、出場停止処分を解き、マテーラに関しては主将に復帰させると発表したのだ。

ただマテーラ主将を含めた3選手はオーストラリアとの大会最終戦には出場しない。指揮官のレデスマHCは、3選手が過去にしたことを認め、深く後悔し、恥じているとした上で付け加えた。

「私に言えることは、彼らが17、8歳の時と同じ人間ではないということです。いま彼らは家族を愛する素晴らしい人間です。パブロ(・マテーラ主将)には子供もいます。彼は素晴らしいリーダーであり、素晴らしいお手本です」(アルゼンチン・レデスマHC)

アルゼンチン代表の選手、スタッフが感情の乱高下を味わったことは想像に難くない。しかしそれでも大会最終戦はやってくる。ここでふたたび敗れれば――これから母国に帰るはずのチームは、尋常ではない危機感を覚えているだろう。

【アルゼンチン】スターティングメンバー

レデスマHCはその完敗したニュージーランド戦から、土曜日の最終戦へ向けて先発11人を変更した。

ゲームキャプテンを務めるのはスーパーラグビーのハグアレス(ジャガーズ)での主将経験もあるCTBヘロニモ・デラフエンテ

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