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ラグビー 関西大学リーグ2020
【ハイライト】関西学院大学 vs. 京都産業大学
逆に21分にトライを許して7点差になってしまう。31分には敵陣ゴール前でマイボールスクラムという、強みを生かすには最高のチャンスが到来するも押し返されてペナルティをおかし、ボールを奪われた。
抜け出したニコラス・ホフア
ピンチを脱した関学大は勢いづいて攻撃を展開し、京産大ディフェンスの裏にショートパントを蹴ったが、それを京産大がキャッチ。FL(フランカー)城間賢(御所実)が相手を引き付けてCTB(センター)ニコラス・ホフア(札幌山の手)にパスし、ニコラス・ホフアが抜け出してそのままトライ。
「前半から自分がボールを持つ機会が多くて、相手もよく自分の名前を呼んでいた。この時も2人ディフェンスが寄ってきたので、引き付けてパスを出しました」(城間賢)。
直後のゴールキックは、今シーズン初めてキッカーを務めたCTB城川斗武(常翔学園)が難しい角度を決めた。ロスタイムに7点を返されたが、リードを守り切って試合終了。全国大学選手権をかけた戦いは、28-21で京産大がものにした。
「選手たちはよく頑張ったと思います。ただ、ここで終わりではない。もう1つの理念はチャンピオンシップを目指すという事なので、大学選手権で勝たないと意味がないと思います。この2週間で選手たちには、さらなる進化をしてもらいます。具体的には敵陣のアタックの精度を上げていきたい。今年はアタックフォーカスでやってきたので」と伊藤監督は早くも次を見据える。
キャプテンの田中利輝は、「チーム理念であるひたむきを体現することだけに集中しました。ボールが転がっていたら飛び込む、テンポを上げて球出しをする。そういうことをやろうと意識して厳しい練習を全員で乗り越えてきました。試合ではセービングなど、1つ1つのプレーで愚直にやり続けた結果、優位に立てて、勝利につながったと思っています」と語った。
大学選手権の初戦は12月13日、花園ラグビー場で行われる。対戦相手は関東大学対抗戦3位チーム(現段階では未定)。強豪とぶつかることになるが、キャプテンは「ここで終わるわけにはいかないので、花園で暴れたいと思っています」と力強く言い切った。全国の舞台でもひたむきなラグビーに期待したい。
文:岩田悠吾/写真:出口敬介(京産大アスレチック)
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