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ラグビー コラム 2020年11月27日

オールブラックスに試練の刻。22年ぶりの3連敗阻止へアルゼンチンと再戦!トライネーションズ2020第5戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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アルゼンチンの新型コロナ感染者は、NZ戦があった11月14日午後5時時点(米ジョンズ・ホプキンス大の集計)で世界ワースト8位の129万6378人。死者は3万5045人に上っていた。

母国民のために――。そんな大義を掲げ、鉄壁の守備を敷いて快挙を成し遂げた姿は、19年W杯を制覇した南アフリカ代表にも重なる。

【アルゼンチン】スターティングメンバー

アルゼンチンの出場メンバーが発表されており、NZ戦と先発14人が変わらなかったオーストラリア戦から、大胆にも先発10人を入れ替えてきた。

変わらなかった5人はFLマテーラ主将、HOフリアン・モントージャ、LOギド・ペティ、FLマルコス・クレメル。そして、ここまでの2試合でチームの全40得点(1T、1G、11PG)を記録しているSOニコラス・サンチェスだ。

バックスは7人中6人が代わる大幅変更。

ウイングはハムストリングを負傷したファン・イモフに替わって、11番でサンティアゴ・コルデーロが先発し、ラミロ・モジャーノと両翼を担う。フルバックは19年W杯代表でもあるロングキッカー、エミリアーノ・ボフェリが務める。

アルゼンチンのレデスマHCは試合へ向けて「彼らにとってチームのアイデンティティと文化を構築し続ける大きなチャンス」と語っており、「心配していない」と自信を覗かせた。

また指揮官は11月25日に60歳で死去した母国の英雄、サッカー・アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏について「彼はこの(アルゼンチン)ジャージのためにどうプレーすべきかのお手本だった」とコメントしている。

ここまで今大会で無敗(1勝1分け)のアルゼンチンだが、2試合で挙げた40得点中33得点はペナルティーゴール(PG)によるもの。アタックについては議論の余地があるだろう。

当然ながらオールブラックスは前回対戦で乱れた規律を改善し、アルゼンチンの得点源になっているPGを可能な限り回避したい。

アルゼンチンとしてはオールブラックスの規律が改善された場合に、どんな二の矢、三の矢を放つことができるか。まずはセットピース(スクラム、ラインアウト)で優位に立ち、堅固な土台を築きたいところだ。

激戦が予想される「アルゼンチン×ニュージーランド」は日本時間で土曜日の夕方にキックオフ。11月28日(土)午後5:30よりJ SPORTS 4で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

オールブラックスのプライドか。それともアルゼンチンの大義か。土曜日夕方のキックオフが今から待ちきれない。

文:多羅正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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