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前半29分、ゴール前20m付近、相手の反則から桐蔭学園はPGやタッチを狙わず、スクラムを選択し、平均体重100kgのFWがボールを継続する。しかし、東海大相模の粘り強く守り切り、そのまま12-10と桐蔭学園が2点リードのまま前半を折り返した。
後半、桐蔭学園はキャプテンNO8佐藤、LO青木、PR(プロップ)田中諒汰(3年)ら、大型FWを中心にボールを保持して攻め続けるが、やはり、東海大相模のディフェンスの前にゴールラインを超えることができない時間帯が続く。
ようやく試合が動いたのは後半20分のことだった。ゴール前の相手の反則からLO青木がクイックタップしてゲインし、ラックができた後、再びLO青木が強引に前に出てインゴールに押さえて2本目のトライ。SO今野が正面からゴールを決めて19-10とリードを広げた。
その後、東海大相模はキャプテンCTB(センター)吉田輝雅(3年)、WTB樋川蔵人(2年)らBKを中心に相手陣に攻め込む。そしてロスタイム、SO柏原がディフェンスラインの裏にキックし、そのボールをキャッチした柏原がトライ、さらに自身でゴールを決めたが直後にノーサイドの笛が響いた。
東海大相模が最後まで攻守にわたって攻撃的な姿勢を見せ続けたが、終始、リードし続けた桐蔭学園が19-17で勝利、神奈川県決勝で6連覇を達成し、19回目の花園を決めた。
選手、監督で花園優勝を経験している桐蔭学園の藤原監督
桐蔭学園の藤原秀之監督は「相手のディフェンスが良かった。試合前から苦労することはある程度、想定されたことでした。本当にどちらが勝ってもおかしくないゲームだった」と東海大相模の守備を称えた。
やはり、4ヶ月の自粛期間で全体練習はできず、春の選抜大会、サニックスワールドユース、関東大会、7人制ラグビーのアシックスカップなどの大会が中止となり、どうしても例年のチームと比べると試合経験の不足は否めない。
そのため藤原監督は花園に向けて、「課題はハーフ団のゲームコントロール。メンバーの交替も視野にいれなければいけない」と話した。
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