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迎え撃つ東海大。
リーグ戦では過去5年でも優勝4回、準優勝1回(2017年)と圧倒的な戦績を誇る。
1963年創部の「シーゲイルズ」(SEAGALES)は今季、木村季由GM兼監督のもと、NO8吉田大亮(東海大仰星・4年)をキャプテンに据えた。
そしてスローガンに「厳しさと徹底」を掲げてリーグ戦3連覇、悲願の大学日本一を目指す。
今年は新型コロナウイルスの影響で7月中旬から段階的に再スタートし、8月には長野・菅平で2週間の合宿を行った。
10/17 東海大学対法政大学
迎えた2020年シーズンは開幕戦から関東学院大学(52○24)、中央大学(64○5)、法政大学(31○19)と3連勝を飾っている。
今年は全チームに実戦機会が少なかったが、特にスクラム練習などの接触プレーは始動が遅れた。その意味では、今季よりHOに転向した山田生真(東海大仰星・4年)は注目選手になるだろう。
下級生からFW第3列として主力を張ってきたが、177センチの元高校代表は、今年の開幕戦からHOとして4試合連続で先発する。
今季はスクラムを組み込める期間が少なかったため、1試合ごとの成長度は重要になるだろう。
専修大もスクラムが強みのひとつ。スクラムバトルは見どころになるだろう。東海大はスクラム自慢のPR前田翔(東海大仰星・3年)、PR徳田悠人(東海大相模・3年)も先発。付属校出身のフロントローを中心として、セットプレーで優位に立ちたい。
3年生は1年生から公式戦を経験しているLO小池隆成(東京)、SO丸山凜太朗(東福岡)、FB酒井亮治(東海大相模)らが元気だ。
フランカーとしても重宝されるLO小池、中大戦でジャッカルを決めるなど攻守に機能するSO丸山は先発が続いていたが、今週はメンバー外。専修大戦のスタンドオフは、1年生の武藤ゆらぎ(東海大仰星)が務める。
東海大は伝統的に厳しい上下関係がなく、下級生が伸び伸びとプレーしやすい。
今週出場する1年生では、初先発のSO武藤にくわえて、リザーブのLOアフ・オフィナ(東海大福岡)、先発WTBのポロメア ・カタ(東海大福岡)、先週の法大戦はFBで初先発だった元高校代表のWTB谷口宜顕(東海大仰星)にも注目したい。
コロナ禍があり、新入生は大学レベルに順応する期間が例年より少なかったはず。しかし1年目から出場機会を得ているのだから並大抵ではないだろう。メンバー入りした4人の1年生は要チェックだ。
好ゲームが期待される「東海大学×専修大学」。10月31日(土)午後1:50よりJ SPORTS 1で生放送、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。
文:多羅正崇
多羅 正崇
スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。
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