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ラグビー コラム 2020年10月23日

ともにスプリングボクス、ブリッツボッカ経験者が多数のブルズとシャークスが対戦。スーパーラグビー2020 南アフリカ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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ホワイトHCは「今週は前節よりももっと良くなる必要がある。キックオフから全てのプレーのフェーズを支配しないとならず、後から挽回するような事態になってはいけない」と意気込んだ。

一方、シャークスは開幕戦はホームで、19-16とライオンズに競り勝ち、先週はBYE(お休みの週)で、現時点で勝ち点4の4位につけるが、休養十分で臨む。大幅にメンバーを入れ替えたブルズに対して、シャークスは初戦のライオンズ戦から、わずか1名の変更にとどめた。

FWは変わらず、ともに南アフリカ代表キャップを持つPRオクス・ンチェとトーマス・デュトイ、21歳のHOディラン・リチャードソンの第1列。LOはルベン・ファンヒールデン、ハイロン・アンドリューズ、FLはジェームズ・フェンターと21歳のフェンデュラニ・バザレッチ、そしてスプリングボクスのNO8シクンブーゾ・ノーチェが先発する。

BKは21歳のSHサネレ・ノハンバと23歳で代表経験のあるSOカーウィン・ボッシュのハーフ団。CTBはマリウス・ロウとキャプテンでスプリングボクスの中心選手でもあるルカニョ・アム。WTBには7人制南アフリカ代表のヴェルナー・コックと、元南アフリカ代表でパナソニックでもプレーしたJP・ピーターセンに替えて、スプリングボクスのシブシソ・ンコシ、FBはSOでもプレーできるマニー・リボックが入った。

ベンチには、先月の南アフリカ代表セレクションマッチで注目を集めた23歳のWTBヨウ・ペンセが入り、出場すればスーパーラグビーデビュー戦となる。

シャークスのショーン・エヴェリットHCは「1ヶ月ほど前、ブルズのホームで試合をしたので、その教訓は生かせると思うが、また全然違ったゲームになるだろうということもわかっている。我々も非常に安定感のあるスコッドになっている。ケガ人も復帰し、休養も取れたので、いいパフォーマンスが出せることを期待している」と前を向いた。

南アフリカのスーパーラグビーも3試合目、ともにスプリングボクス、ブリッツボッカ(7人制ラグビー南アフリカ)経験者も多く、選手たちはそろそろエンジンがかかってくる頃だろう。強力FWを擁するブルズがセットプレーからプレッシャーをかけてペースをつかむか。それともシャークスがFW戦で耐えて、タレントの揃うBKで取り切り連勝となるか。

ブルズのホーム、プレトリアのロフタス・ヴァースフィールドでキックオフされるブルズvs.シャークス戦は10月24日(土)深夜1:50からJ SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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