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ラグビー コラム 2020年10月12日

【ハイライト動画あり】名勝負誕生。7か月ぶりのテストマッチは88分超の死闘に!ブレディスローカップ2020第1戦「ニュージーランド×オーストラリア」

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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しかし観客席からの「オールブラックス!」のコールを受け、NZも試合終了間際に敵陣のエリア中央でPG成功。ふたたびスコアを同点(16-16)に戻した。

そしてこの後のリスタートから、試合は死闘の様相を呈していく。

ワラビーズは後半40分、自陣で待望のペナルティを獲得。するとここでワラビーズは途中出場のモンスターブーツ、リース・ホッジによるショットを選択。

距離は風上ながら約60メートル。これが決まればオーストラリアにとってウェリントンにおける2000年以来20年ぶりの勝利となるキックだ。

そしてホッジの右足により放たれ、風に乗ったボールを大きく飛び――なんとH型ゴールの右ポストに直撃した。

跳ね返ったボールは、チェイスしていたワラビーズの手に。ここからNZファンにとっては悪夢のような連続攻撃が突如として始まるが――7フェーズ目で、NO8サヴェアが値千金のジャッカル。

さらにプレーは継続され、後半44分、NZ代表は逆転をかけて敵陣左のラインアウトへ。しかしここで雨の影響もあってかジャンパーがキャッチできず、またワラビーズが攻撃に転じる。

オーバータイムは6分を超え、ワラビーズの攻撃は10フェーズに。すると再度ターンオーバーが起こり、SOモウンガ、途中出場のWTBクラーク、NO8ソトゥトゥらが激しく突進。

沸き起こるオールブラックコールのなか、オールブラックスも波状攻撃。さらにめまぐるしく攻守交代が起こり、雨の中、観る者すら酸欠に陥るような死闘が続く。

後半44分30秒からピッチ全面で動き続けた両軍の戦いはついに88分を超えた。と、ゴール目前に迫ったオールブラックスだが、ここで途中出場のソトゥトゥのパスアウトが乱れたところから相手ボールに。

しかし自陣ゴール前から攻め上がる気力なしと判断したのか、ワラビーズのSOオコナーはボールを受けると、外へ蹴り出した。

ピッチに歓喜はなく、全てを出し切った様子の両軍選手の姿があるばかり。ワラビーズの数選手はホイッスルの直後、膝から崩れ落ちていた。伝統の定期戦は16-16という壮絶なドロー決着となった。

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