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ラグビー コラム 2020年9月1日

【ハイライト動画あり】白熱! プレーオフ進出かけた激闘 レベルズ、ワラターズに敗れるも最終節に可能性残す

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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後半に入るとレベルズが攻勢に出る。5分、ゴール前のラインアウトからモールを押し込み、NO8イシ・ナイサラニがトライ。17-17の同点に追いつく。苦しくなったワラターズだが、9分、ゴール前のラインアウトからFWでゴリゴリと密集サイドをついてPRハリー・ジョンソンホームズがトライ。16分にはFLマイケル・フーパーからパスを受けたCTBジョーイ・ウォルトンがインゴールに飛び込む。再び2トライ差をつけたが、22分、レベルズのWTBマリカ・コロインベテがトライを返す。スコアは、24-31と1トライ1ゴール差となる。

ビッグプレーが出たのは後半26分だった。ワラターズFBジャック・マドックスが右コーナーにトライをしたかに見えたが、ここはレベルズのトゥムーアがタックルしながらボールの下に体を入れてトライを防いだ。この直後にレベルズはナイサラニがトライして29-31に迫る。結果的には、このプレーが大きかった。追い込まれたワラターズはフーパーがレベルズのキックをチャージし、転々とするボールをハリソンがキャッチしてゴールラインまで走り切り、勝利を決定づけた。

この時点で、29-38の9点差。このまま終われば、レベルズは7点差以内の負けに与えられるボーナス点は取れず、ワラターズも、3トライ以上引き離すボーナス点がとれない。つまり、ワラターズは勝ち点4を積み上げて計19とし、レベルズは14のままだ。レベルズは最終戦で最大の勝ち点5を挙げたとして、ようやく並ぶことになり、4点止まりの場合はワラターズを越えらない。

ところが、次のキックオフからの攻防でワラターズのWTBジェームズ・ラムがペナルティーを犯し、このPGチャンスをトゥムーアが冷静に決めて、32-38でノーサイド。レベルズは7点差以内の負けに与えられるボーナス点を最後の最後にゲットし、両者の勝ち点差は、19-15の4点となった。最終戦でレベルズが勝ち点5を獲れば、その時点でプレーオフ進出が決まることになり、4点で終わっても得失点差で上回る可能性が高い。相手が最下位のウェスタン・フォースということもあり、レベルズは優位に立ったのだ。

ワラターズのトライを防ぎ、自らトライをあげ、最後の大事なPGを決めたマット・トゥムーアは、最終節に勝てば、プレーオフ進出の立役者だ。今季一勝もしていないウェスタン・フォースが意地を見せれば、ワラターズがプレーオフ準決勝でレッズと対戦することになる。注目のレベルズ対ウェスタン・フォースは、当初の予定が変更になり、9月5日(土)日本時間午後2時から、ニューサウスウェールズ州ニューカッスルにあるマクドナルドジョーンズ・スタジアムで行われる。

【ハイライト】スーパーラグビー2020 オーストラリア 第9節

レベルズ vs. ワラターズ 

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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