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ラグビー コラム 2020年7月31日

2位の古豪ブルーズが重大局面。優勝へ絶対に負けられないハイランダーズ戦。SRアオテアロア第8節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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迎え撃つハイランダーズは、休養週を挟んでリフレッシュしただろう。

しかも前戦のチーフス戦はロスタイムでのサヨナラ勝利(33-31)だった。派手さはないが愚直なフォワードはハイランダーズの文化。今季2勝とはいえ、簡単に勝てる相手では決してない。

しかもハイランダーズのアシスタントコーチは、日本代表アタックコーチも務めるトニー・ブラウン。

日本代表選手が「天才。器が違う」(田中史朗)「よくこんな発想ができるなと思う」(松島幸太朗)などと賛辞を惜しまない戦術家は、一体どんな仕掛けを用意しているのか。

ハイランダーズの先発メンバーは、2人の共同主将が今週も揃った。

スローイングにも定評のあるHOアッシュ・ディクソン、不動の9番であるSHアーロン・スミスだ。

フォワードでは、ジャンパーとしても魅力的なLOパリパリ・パーキンソン、優れたアタッカーでありオフロードパスの名手であるFLシャノン・フリゼル。

司令塔10番は、NZ代表1キャップを持つ25歳のジョシュ・イオアネ。スタンドオフとしても経験豊富な好ランナー、ミッチ・ハントは15番(フルバック)に入っている。

試合会場となるフォーサイスバー・スタジアムは屋内施設。ボールやピッチが雨に濡れることもなく、ハイテンポなラグビーが期待できそうだ。

はたしてブルーズは逆転優勝への夢を繋げるか。ハイランダーズが本拠地で気概を見せるか。今週日曜のお昼は、ハイレベルなNZラグビーを堪能したい。

見逃せない「ハイランダーズ×ブルーズ」は、8月2日(日)午後0:25からJ SPORTS 1で生放送、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。


文:多羅正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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