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ラグビー コラム 2020年7月24日

優勝争いのカギ握る戦い。 クルセイダーズ、5連勝なるか、 上り調子のハリケーンズが止めるのか。

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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今季の比較では、クルセイダーズが1試合平均3.5トライをあげているのに対して、ハリケーンズは「2.8」。ペナルティーを犯した回数の平均は、「9.0」対「12.6」、スクラムの成功率は、「100%」対「88%」と、これらの数字ではクルセイダーズが優位だ。プレースタイルは、クルセイダーズが防御背後への戦略的キックを多用するのに対して、突破型のボールキャリアーが多いハリケーンズはボールをキープして攻めたいチームだ。果たしてその特徴を効果的に発揮できるのはどちらか。ディフェンスでも粘り強いクルセイダーズに勝つためには、ハリケーンズがトライを獲るまで我慢強く攻め切れるかどうかだろう。

攻撃面の個人スタッツ(統計数値)で目立つ2人といえば、ここまで5トライをあげてトライランキング首位に立つウィル・ジョーダン(クルセイダーズ)と、タックルを振り切って突破した回数が25回、クリアにディフェンスラインを突破した回数が12回と、いずれもリーグNO1のンガニ・ラウマペ(ハリケーンズ)だ。特にラウマペはボールを持てば必ずパワフルに突進する。クルセイダーズのディフェンダーとの戦いは見応えがありそうだ。また、クルセイダーズのバイスキャプテンであるFBデイヴィッド・ハヴィリが怪我で戦線離脱したため、ジョーダンはFBで先発する。

クルセイダーズには、PRジョー・ムーディー、HOコーディー・テイラー、LOサム・ホワイトロック、FLトム・クリスティー、ハリケーンズは、HOアサフォ・アウムア、FLデュプレッシー・キリフィ、NO8アーディー・サヴェアとFWにもオールブラックス、あるいはオールブラックスを狙う若手が揃っており、FW戦もタフになるだろう。オールブラックスで69キャップを持つハリケーンズHOダン・コールズは怪我のため大事をとって欠場する。クルセイダーズは勝ち点18で、2位のブルーズの13点と差をつけており、ハリケーンズに勝てば優勝に向かって大きく前進することになる。


文:村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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