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ラグビー コラム 2020年7月10日

ハイランダーズ、ハリケーンズのホーム・鬼門のウェリントンで勝利なるか。スーパーラグビー2020 アオテアロア

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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開幕戦、ホームでチーフスに28-27と競り勝ったハイランダーズは、1週休みを挟んで迎えた第3節のブルーズ戦では接戦を繰り広げたが24-27と惜敗。先週はホームで王者クルセイダーズに挑んだが、終盤での失点が響き20-40で連敗、1勝2敗の勝ち点5で3位につけている。

第1列は先週先発したPRダニエル・レイナート ブラウンとジェフ・スウェイツ、オールブラックスのHOリアム・コルトマンの3人がリザーブに回り、共同キャプテンの1人、HOアッシュ・ディクソン、PRエイデン・ジョンストン、スーパーラグビー50キャップの節目を迎えるシオネ・トコラヒを先発に戻した。

LOはここまで全試合先発のパリパリ・パーキンソンがこの試合もスターターとなり、足をケガしたジョシュ・ディクソンに代えてジャック・ウェットンが先発。バックローはFLがオールブラックのシャノン・フリゼルとディロン・ハントがコンビを組み、NO8はマリノ・ミカエレ トゥーが4試合連続で8番を着る。

オールブラックの中心選手でもう1人の共同キャプテンのSHアーロン・スミスと、SOミッチェル・ハントのハーフ団は変わらず、CTBもパテレシオ・トムキンソンとロブ・トンプソンがやはり開幕戦から続けて先発出場。

WTBはナニ・プニヴァイが脳震盪のため欠場し、代わりに第3節でFBを務めたオールブラックスセブンズ代表のスコット・グレゴリーが、同じくセブンズ代表のWTBチョナ・ナレキとともに両翼を務める。FBは先週に引き続きマイケル・コリンズが入った。

ベンチには6人のFWと2人のBKを入れ、開幕戦で逆転のドロップゴールを決めたユーティリティBKのブリン・ガットランドがバックラインをカバーする。

ハイランダーズのアーロン・メイジャーHCは「これは両チームにとって明らかに重要な試合であり、私たちは自分たちが生み出すチャンスを活かすことに集中したい。

ウェリントンでの我々の結果は最近いいものではないので、我々はウェリントンでハリケーンズとプレーすることの難しさについてはよくわかっている。幻想を持っていない。再び最善を尽くす必要があるだろう」と語気を強めた。

指揮官の言うとおり、アウェイで難しい戦いになることは必至だが、今週は試合終盤で粘りを見せたい。

両者のこれまでの対戦成績はハリケーンズが19勝14敗とリードしている。しかもハリケーンズは、ホームではハイランダーズに4連勝中で、今回もしっかりと勝って勝ち点を伸ばせるか。

また、ハイランダーズもアウェイでのハリケーンズ戦の連敗をストップさせるとともに、今大会の連敗も2で止めることができるか。

クルセイダーズとブルーズ、首位争いを走る2強に追随するために互いに負けられない一戦はハリケーンズのホームである、ウェリントンのスカイスタジアムでキックオフされる。

この試合は7月12日(日)午後0:25から、J SPORTS 4で生中継、そしてJ SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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