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ラグビー コラム 2020年7月9日

大野均、日本代表98キャップの足跡 ついに最多キャップ保持者になったサモア戦 そして、因縁の相手との最後のテストマッチ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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大野均が初めて日本代表に選出されたのは、2004年のことだ。就任したばかりの萩本光威監督のもと、5月16日、秩父宮ラグビー場で行われたアジア3カ国対抗の韓国代表戦でデビューした。後半の交代出場だった。以来、日本代表に定着し、2014年に日本代表キャップを「82」として、小野澤宏時の保持していた最多キャップ記録「81」を抜いた。

このとき日本代表を率いていたのはエディー・ジョーンズヘッドコーチだ。2012年の就任当初、「キンちゃんは、(年齢的に)2015年のラグビーワールドカップ(RWC)にはいないでしょう」と話していたが、大野はその言葉を励みにして一日一日を積み重ね、日本代表FWの軸として活躍していた。

2014年5月30日、サモア戦は秩父宮ラグビー場で開催された。大野は36歳。キャプテンはリーチ マイケル、SH日和佐篤、SO立川理道のHB団、インサイドCTB田村優、アウトサイドCTB松島幸太朗。大野とLOコンビで先発したのは真壁伸弥。トンプソン ルークはリザーブだった。

サモアは主力が参加しておらず、日本代表が勝って当然の戦いだったが、2015年のRWCに向かって、ジョーンズHCは、セットプレー、ディフェンスをチェックし、田村優のキック戦略も試し、松島を初めてアウトサイドCTBで起用している。着々とチームの底上げを図るプロセスが分かる試合だ。大野は試合後、最多キャップの感想を問われて、それほど感慨はないと話した。そんな数字は引退の時に振り返るものだと思っていたようだ。専門誌ラグビーマガジンのインタビューでは、いま心がけていることは?と問われ、「若い選手にいい影響を与えられるように、グラウンドに出たら常に100%を出すようにしています」とコメントしている。

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