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ラグビー コラム 2020年7月7日

必見! 大野均が自ら選んだ思い出の試合 初めてのラグビーワールドカップでは1試合で6㎏減 2009年度のトップリーグではMVPに輝く

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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3試合目は東芝がトップリーグ連覇を達成した2010年1月31日のプレーオフ・ファイナルだ。前シーズンの東芝はトップリーグこそ優勝したものの、部員の不祥事によりシーズン最後の日本選手権を辞退することになった。2009年度の連覇に向け、応援を続ける人々への感謝の気持ちも込めて、選手たちは高い意識でトレーニングに取り組み開幕を迎える。しかし、レギュラーシーズンでは三洋電機ワイルドナイツ(現パナソニックワイルドナイツ)、トヨタ自動車ヴェルブリッツ、サントリーサンゴリアスに敗れてしまう。なんとか3位でたどり着いたプレーオフトーナメントだった。

セミファイナルでは、清宮克幸監督率いるサントリーを気迫あふれるラグビーで破り、トヨタ自動車との激闘を制して勝ち上がった三洋電機と相対する。2年連続となった両者のファイナルは死闘になった。キックオフ直後のラインアウトからは、3分以上連続する攻防があるなど、互いに一歩も譲らない。ボール争奪戦に激しく圧力をかける東芝は、SOヒルの2PGで前半を6-0とリード。ロースコアだが後半の攻防も見応えがある。大野とLOコンビを組むのは望月雄太。PR久保知大、HO湯原祐希、PR櫻井寿貴、FLベイツ、中居智昭、NO8豊田真人。タフな仕事人が揃ういぶし銀のFW陣だ。三洋電機は、霜村誠一キャプテンが欠場し、NO8ホラニ龍コリニアシがキャプテンを務めた。SH田中史朗、SOトニー・ブラウンのHB団は2019年のラグビーワールドカップ日本大会で、コーチと選手という立場で日本代表快進撃を支えた。

そして、大野は、このシーズンのトップリーグMVPに輝く。「あれ、本当に当日まで教えてくれないんですよ。僕、前の日に飲みすぎてちょっと酒が残っていたんですけど、まったく予想外だったので、発表の瞬間に吹き飛びました(笑)」。懐かしい顔ぶれのなかで、大野均が寡黙に走り続ける姿をぜひご覧いただきたい。


文:村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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