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ラグビー コラム 2020年5月19日

大阪体育大学の新ヘッドコーチに 早大OBでNEC、三菱重工相模原で活躍した安藤栄次氏が就任

元トップリーガーの今 by 村上 晃一
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5月15日、関西大学Bリーグの大阪体育大学ラグビー部が新ヘッドコーチの就任を発表した。その名を見て驚いた関係者やファンは多かっただろう。安藤栄次(あんどう・えいじ)といえば、早稲田大学時代に清宮克幸監督の下で2度大学日本一に輝き、4年時には後藤翔太とのHB団を組み、決勝で有賀剛キャプテンの関東学院大学を下したスタンドオフ(SO)である。卒業後は、NECグリーンロケッツ、三菱重工相模原ダイナボアーズでも活躍し、日本代表キャップも13保持している。

大体大は現在Bリーグながら、かつて全国大学選手権の常連だった(出場27回)。早大とは何度も好勝負を繰り広げている。3度のベスト4進出のうち2度は準決勝(国立競技場)で早大と対戦して敗れ、清宮監督就任一年目(2001年度)の早大とは、大学選手権2回戦で対戦し、54-58というトライ合戦で秩父宮ラグビー場を沸かせた。「早稲田には伝統があるが、大体大には魂がある」という坂田好弘監督の言葉も話題になった。坂田監督の勇退試合の相手も早大であり、ノーサイド後、花束を贈られている。大体大にとって早大は幾度も跳ね返され、そのたび学び、挑戦し続けた因縁の相手なのだ。

その早大のOBが大体大を率いるというのは興味深い。大体大は長らく同志社大学OBの坂田好弘監督(1997~2012)が率いていたが、後にも先にも関東の大学の卒業生が率いたことはない。筆者も大阪体育大学ラグビー部OBとして驚いた一人だ。しかし、早大、NECで活躍した安藤選手を何度も取材し、その実直で温和な人柄を知る者としては心から喜んでいる。

大体大の久門大朗(くもん・たろう)チームディレクター(TD)は、三菱重工相模原ダイナボアーズで通訳を務めたことがある。今回、ヘッドコーチ就任を打診した理由についてこう語る。「三菱重工相模原ダイナボアーズでともに戦った信頼出来る仲間であること。何よりも彼が持つコーチや10番(SO)としての知識や経験を生かしてほしかったからです」。

また外部の大学OBのHC就任は、低迷期を脱し再び大学選手権の常連チームになるという長期的強化への決意の表れでもあるという。さっそく、安藤栄次ヘッドコーチに、今の想い、コーチング哲学などについて伺ってみた。

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